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T・ロウ・プライス(ミスター成長株)

「マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた」を読んで気になった箇所の抜粋。

1.長期投資にする
税金の面から考えると、生涯の大半にわたって株式を保有し続けたほうが、短期間で売買するときよりもきわめて有利なことは明らかである。売買手数料の節約もさることながら、売買差益にかかる税金を最後の最後まで納める必要が無いため、短期売買を行えば払い続けていたはずの税金を再投資に向けられるから。

2.成長株を買う
成長が期待されている妖土(分野)にあり、かつ経営がしっかりしている会社を選び、その株を買う。成長株の定義から外れてきたことが明らかになるまでずっと保持する。

3.有益な産業
サービス企業が買わなくてはならない品物を生産している会社を買う。シスコ・インテル・MSなど

4.有望な企業とは
過年度データを見る。
 ・出荷数量と純利益がともに増加し続ける(不況下においても)
 ・景気循環を経て、ピーク時とピーク時、谷と谷を見比べる 利益が伸びているか?

5.優良企業の特質
 ・優秀な経営者
 ・傑出した研究開発
 ・特許
 ・しっかりした財務内容
 ・好立地

6.衰退のサイン
 ・悪い経営交代?
 ・市場が飽和状態に?
 ・特許の期限切れor別の発明?
 ・競争激化?
 ・法規制が厳しくなる?
 ・人件費や原材料費の高騰?
 →出荷数量・売上高利益率・資本利益率の低下となって表れる!

7.PER
非常に高いPERで買った成長株の投資収益率は低くなる

8.買い
 ・債権の利回りが高いときには、成長株の高い目標PERは低めにおく
 ・「成長株の総合利回り」は、「債券や株式一般の総合利回り」より有利でなければならない
(市場全体の株価水準が低く、市場平均利回りが5%を上回っているときには、成長株の買い目標PERは、株価水準が高く平均利回りが2,3%を下回っているときよりも低く設定すること。)

9.狙った成長株の買い目標PER設定
 過去2,3回の株式市場循環のピーク時とボトム時でのPERに注目。その期間につけた最低PERに3分の1程度上乗せして目標値を出す。

10.買いテクニック
 株価が目標圏内にまで下がってきたら、かなり大胆に買い始める。底値になるのを待ったりしない。

11.売りシグナル
 ・投下資本利益率の低下に注意(企業成熟期のシグナル)
 ・景気減退によって、企業の業績判断を見誤るな
 ・業種独自の循環(不動産・火災保険・損害保険)などで、企業の業績判断を見誤るな

12.強気相場での売りテクニック
 ・妥当売値の上限よりもさらに3割値上がるまで待つ。 
 ・そのときが来たら1割売る。その後1割上がるごとに1割ずつ売る
 ・相場全体が下降局面に入ったら、即座に全部売る

13.成長株ブームが終わった後のプライスのポートフォリオ
 ・ライフサイクルがまだ初期の「将来の成長株」
 ・成熟化が進んでいるが、妥当株価を大幅に下回った株
 ・金・銀その他の資源株。
 ・被管財価格純資産価格にまで落ち込んでいる銘柄。
4件のコメントがあります
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    ビールマンさん
    2008/4/14 09:50
    「10.買いのテクニック」「株価が目標圏内にまで下がってきたら」が難しいですね。「2.成長株を買う」で銘柄を絞っても、安くなるのを待てず、「高値掴み」になることが多いですね。
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    ひなさん
    2008/4/14 13:07
    風流人タイプのひなです
    >1.長期投資にする
    みんかぶ使い始めてから実感してますコレ
    以下12項目も心しておきます
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    みやまな鉄砲長さん
    2008/4/17 00:51
    こんばんはー$!WaTaNaBe!$さん

    本を読んで、
    こんな風にまとめられたらなぁとおもちゃいました(^^ゞ
    自分の中でもこういう風にルールを決めてまとめたいなぁ。。。
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    $!WaTaNaBe!$さん
    2008/4/17 10:09
    読んでも「ふーん」と思うだけで忘れていくので、実践にむけてメモっていくことにしました。
    でも、そもそも、前提のハードルが高いので、自分で「目標PER」「目標圏内」「妥当株価」の算出が出来るようにならなきゃ、この忠告も役に立たなかったり・・・とか、「?」な箇所はいっぱいなんですがね。。。
    この本には、あと数十人の投資家の記事が載っているので、ちょっとずつ読んで書いていきます。
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