あおぞら郵船さんのブログ

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4/7 気迷い相場

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【取引銘柄】
(買)第一三共 200株 3,090円
(買・売)アステラス製薬 100株 4,100→4,250円 +13,000円
  
【ポートフォリオ】
第一三共 200株 3,090→3,130円 +7,000円
 
買い玉 62万円 余力 51万円
総資産 360,000円(含み益+7,000円)
 
ドル円相場が1ドル102円台を回復していることを受けて、市場は堅調に推移しています。
1ドル102円台であれば、日経平均1万3000円台の水準を維持できるという明るい見通しが立ってきましたね。
ただ、原油は1バレル105ドル台に上昇していますので、楽観はできませんね。
 
私の方は、配当利回りの良さと市場環境の改善によるリバウンドを狙って、アステラスと第一三共に本格参戦してみました。
その根拠として、大きなニュースが出ています。
アステラスが4月2日付けで、昨年5月に発生した経口貧血治療薬「YM311」の臨床試験での死亡事故の件で、FDAより臨床試験再開可能の通知が出されたと発表されました。
・ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/company/news/2008/pdf/080402.pdf

 
「YM311」は世界初の経口貧血治療薬で、大型化が期待されている新薬であり、約1年の遅延が発生したものの、これの開発継続は大きな好材料ですね。
アステラスは今月、ついに主力の免疫抑制剤「プログラフ」が米国特許切れを迎えますが、後継薬の「アドバグラフ(FK506)」は、結局、FDAからの通知は承認可能にとどまり、間に合いませんでした。
第一三共の「オルメテック」「プラスグレル」のように、「2010年問題」を乗り切るためのブロックバスター候補に乏しいアステラスにとっては、グラム陽性菌抗生物質「テラバンシン」、前立腺癌治療薬「YM155」、抗血栓症薬「YM150」、過敏性腸症候群(IBS)薬「ラモセトロン」、そして、今回の経口貧血治療薬「YM311」らの次期主力薬群が一つも欠けることなく上市できることが前提になってきます。
第一三共は「プラスグレル」一つの成功で今後10年間の飛躍がほとんど約束されますが、アステラスは5つの新薬を総合して初めて現状維持・上昇の見込みが立ってきます。
 
もう一つの大きなニュースは、ついに、アンジェスMGが3月28日付で、動脈硬化治療のHGF遺伝子治療薬「コラテジェン」の承認申請を出しました。これは日本初の遺伝子治療薬の承認申請です。
HGF遺伝子治療薬は、血管を新生する遺伝子を投与することにより血管閉塞症状を改善するもので、国内で50万人の患者がいると言われる閉塞性動脈硬化症の患者にとっての福音となる可能性があります。
末梢性血管疾患領域、虚血性疾患領域ともに第一三共が独占的販売権を有しています。
また、今日付けで、アトピー性皮膚炎治療の「NFκBデコイオリゴ」の欧州特許が成立したと発表されました。
・ニュースリリース
http://www.anges-mg.com/news/pdf/080328.pdf

http://www.anges-mg.com/news/pdf/080407.pdf

・薬時日報の記事
http://www.yakuji.co.jp/entry6264.html

 
・「HGF遺伝子治療薬」
血管を新生する遺伝子の投与により、心筋梗塞、動脈硬化などの血管閉塞症状を治療する。閉塞性動脈硬化症による四肢の壊死や、心疾患の治療に期待されている。独占販売契約を第一三共と結んでいる。
閉塞性動脈硬化症は国内で50万人の患者がいると言われ、高齢者に多く見られる。
・「NFκBデコイオリゴ」
アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの過剰免疫反応の治療。
日本ではアルフレッサファーマ社と共同開発、欧米では米マイヤー社と独占開発販売契約を結んでいる。
・「アトピー性皮膚炎」
端的に言えば、重度の乾燥肌体質による「慢性的な皮膚の炎症」で、国内で合計600万人もの患者がいると言われる。
未だに特効薬が存在せず、重度の症状には副作用のある副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を使用しなければならない。
全体の8割が5歳までに発症し、ほとんどは大人になるまでに完治するが、大人の患者も多く存在する。
アステラス製薬の「プロトピック軟膏(タクロリムス)」は、ステロイドに代わって中度の症状の、特に顔部の治療薬として広く使用されている。
このアトピー性皮膚炎の特効薬が発売されれば、合計600万人の患者を救う画期的な出来事となる。
 
 
◇今後のスケジュール
アステラス、「YM311」の副作用問題の調査報告(済み)
アンジェスMG、「HGF遺伝子治療薬」の承認申請(済み)
 
4月 アステラス、主力の「プログラフ」が米国で特許切れ
 
6月 第一三共、「プラスグレル」の優先審査結果
7月7-9日 洞爺湖サミット
8月8-24日 北京オリンピック
11月4日 米国大統領選
 
08年中 テルモ、心筋再生事業を開始
未定 テルモ、人工赤血球(NRC)の臨床試験開始
 
 
「節分天井彼岸底になるのか~!?」




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