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仏像の金箔の厚さは20倍以上 平等院国宝、分析で判明






 平等院鳳凰堂の「阿弥陀如来坐像」(平等院提供)

 

 京都府宇治市の平等院は31日、鳳凰堂にある本尊「阿弥陀如来坐像」(1053年、国宝)の造立当初に使われた金箔は、現代のものと比べ厚さが20倍以上あり、純度も現代並みに高いことが分かったと発表した。

 当時は金色に輝く仏像ほど徳があると考えられていたといい、調査した京都造形芸術大の岡田文男教授(文化財科学)は「金箔を幾重にも重ねた阿弥陀仏は赤みを帯び、深みのある金色に輝いていただろう。極楽往生への強い憧れや高度な精錬技術の存在が分かる発見」と話す。

 平等院によると、仏像の表層面の本格的な科学分析は全国初。

 岡田教授はエックス線分析装置と電子顕微鏡で調査した。

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