りんりん/Kさんのブログ
ブログ
中国、天津にて(5)
私の天津事務所には、現在3台のパソコンが設置されており、光回線でルーターを通して接続されています。
料金は、選択する回線速度によって違いますが、私の場合は年間1200元(月額約1600円)だったと思います。年間契約をすれば、様々な特典付きで利用可能です。けっこう、業者間の競争が激しいらしく、サービスも定額の利用料金も、高くもないですね。
中国では、特に都市部では、25才前後以降の一人っ子世代は、自宅にパソコンを持ちインターネットでの生活は普通です。さらに、携帯は1台以上、2台目は料金が安い中国PHS版の「小霊通」を携帯する例が多く見られます。
中国のインターネット・カフェである「網バー」も、少し街の路地に入った辺りにたくさん立地しており、利用料金の安さから、昼間でも常に多くの利用者がたむろしています。
利用者の多くは、学生や地方から働きに出てきた若者ですが、対戦型ゲームや音楽配信、映画等を楽しんでいるようです。
メールのやりとりや、出会い系のサイトも有るようで、私の工場で雇っている人の中にも、ネットで知り合った山東省の男の子と桂林の女の子のカップルがいます。
現在の事務所は、団地(マンション形式)の4階の1室で、中国滞在時のホテル代わりに賃貸物件を求めました。
賃貸料は、50平米程度で内装済み(一部家具付き)で月額2千元(日本円で約32,000円)です。
天津での生活は、近くの公設市場で野菜や肉類、麺や調味料を安く仕入れてくれば、自炊をして、5元(約80円)程度で夕食が賄なえますので、1日に10元(約160円)もあれば、生活できます。
外食するなら、普通以上のレストランで、2人で100元(約1600円)もあれば、1食を賄えるのです。
ですから、天津での一般庶民(老百姓と言います)の生活は、もっとつましいのが普通ですから、1家族で夕食に野菜炒めなど2品とスープとご飯で、約10元程度、朝食事の買い出しで5元程度、平日のお昼は銘々が職場で採って、自宅を守る奥さん(奥さんも中国では働くのが普通ですから、ひょっとすると、リタイヤーしたご老人)は朝食の残り物に1品足して、と計算すると、1家族の食費に月額500元(約8千円)もあれば足りてしまいます。
後の家庭での収入から必要な出費を指し引くと、残り2千元(約3万2千円)前後の1ヶ月の家庭の収支残金は、当然預金に回されるわけです。
中国の庶民は、いざという時の大きな出費、たとえば子息の学費や結婚した場合の婚姻費用や自宅購入や車購入費用を賄うために、月々の貯蓄は欠かせません。
<つづく>
-
タグ:
へぇ~って思うことばかりでした。
中国の物価にしては高い気もしますが、年間1200元(月額約1600円)くらいだったら、それほど手が届かない値段でもなさそうですし、なにより光回線が通っているとは驚きでした。
物価が安いということ以外、生活水準的にはそれほど差異がない感じですね。
想像しているイメージよりはるかに日本に近い環境のような気がしてきました。
でも、そういうのって旅行だけじゃ絶対わからない情報ですよね。
コメントありがとう御座います。
ネットに関しての質問が、どこかの私のコメントに有りましたので、リクエストに応えた形で、日記の方に取り上げてみました。
中国での生活は、意外に快適で、私としては、外の喧噪から離れて過ごす時間が、1日に1時間でも取れるようであれば、もう文句なしなのです。
居住の拠点を、現在、日本から離れて、中国に移し、企業活動の拠点は香港に移そうと画策中です。
5年以内に実現させるべく、心の準備中です。
どこかで、コメントしたように、これからの中国株を取り巻く変化は、本土市場を起点に、香港にも速かれ遅かれ届く勢いです。アジアの振興国への投資という誘惑もマスコミが取り上げますので、拭いがたい側面もありますが、当面は迷わず中国株投資は、その潜在力の大きさ故、有望セクターであり続けるでしょう。
香港市場は、何よりも世界に開かれたマーケットですので、その支えとなっている中国市場の揺るぎない成長が確認さて、世界中の遊資が、そちらへ向かうようなことが有れば、もう2段3段の飛躍があるでしょう。
そう言う意味で、これからの香港市場が面白いということです。現在、香港市場のメインボードやH株、レッドッチップ株、中国関連株は、株数の多い超大型株が多く、軟調な相場を展開中ですが、配当実施後の8月から9月にかけてが、上場企業の中間期の決算発表を受けて、いよいよ再始動の時期に入っていくでしょう。
実は、5、6月頃から中国本土からの個人資金流入で、株発行数の少ない1香港ドルもしない「仙株」(数セントの株なのでそう呼ばれる)がGEM銘柄を中心に2~3倍に急騰しました。私の持ち株も数銘柄恩恵に預かって、0.2香港ドル以下で買った株が、0.9ドルになったり、0.8ドルで買い集めていた株が、ここ2ヶ月で3ドルにも急騰しています。こうした変化は、遊資が中国本土からも香港へ、世界中からも香港へという、流れの一端です。
ここが、香港株は、仕込み時かもしれませんね。
後れを取ると、後で悔しい思いをする羽目に陥りますが、くじけず、中国株の成長はまだまだ続きますよ。
とは言え、それほど買っていなかったので資金的にはあまり恩恵に預かったとはいえませんし、そもそもまだ、利確してもいませんが・・・。
特に「仙株」のような銘柄の情報はほとんどわかりませんので、適当に事業内容だけよんで買うというわたしのスタイルだとほとんどギャンブルと変わりません。
どこか日本語でわかりやすい企業情報など発信しているところを知っていらっしゃいましたら教えていただけませんでしょうか?
基本的に、私も会社の事業内容を見て、株を購入しているのは、同じです。
私のバイブルは、主が「中国企業情報」(株式会社サーチナ)で、従が「中国株二季報」(T&Cトランスリンク)です。
どちらにも、多少の間違いや欠陥があり、完璧ではないものの、2誌を見比べて、情報の正確さを吟味しています。
あとは、多少中国株歴が長く、上場企業のことを耳や目にする機会が多いので、そうした情報を下敷きに、銘柄に当たりをつけます。
その後、有望と見られる上場企業は、企業のホームページの財務諸表や董事会の報告(業績分析や今後の展望などが記載される)を読むようにしています。
その銘柄を選定する場合、決算の3年から5年程度の売り上げ、利益の伸び具合や1株利益の伸び、投資の方向性(どういう所に、投資資金を配分し、将来の事業の中核を何処に置こうとしているのか、など)などを検討します。
基本は、将来も伸びていける事業か、どうか。将来、業界の良きポジションを確保していける企業か、どうか。
中長期投資にも耐えられる銘柄か、どうか。
あとは、株価の推移。既に高値圏ではないのか、どうか。
上場株数が大型すぎないか、上昇に転じた時に株価の上がりが重くならないか。
確実に配当を行っているか、どうか。業績が一時的に落ち込んでも、配当をやめていないか、どうか。
ある程度投資出来るかどうか目鼻を付けてから、PER、PBR、配当率を確認します。
参考になる情報は、証券会社の配信している情報や、新聞情報(日本と中国)、特に中国の上海、シンセンの証券取引所のサイト、中国証券報と上海証券報のサイト、中国ネット上のサイトをその都度チェックはしています。
注目銘柄や所有銘柄の決算情報などは、ファイルするようにしています。