月とスッポンさんのブログ

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2012/12/17 本日のチャート

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中国にはタカ派、金融にはハト派

http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1321.html

更に、最も重要なことは、中長期的トレンド。
これについては本欄でも繰り返し述べてきたが、貿易収支赤字を所得収支黒字が埋める構造変化が、「極端な一方的円高トレンド」の終焉を告げている。
潮目はたしかに変わった。しかし、これをもって直ちに「円安トレンドへの転換」を保証するものではない。
中期的に円安トレンドが進行するシナリオは、2013年に欧米で「日本債務危機」が材料視され、足の長いマネーが円離れを起こすケースだ。

このままゆくと、2013年は、FRB,日銀、そしてECBの「量的緩和競演」という「舞台の場」になりかねない。金市場では、この「場」が「通貨堕落debasementの競演」と呼ばれている。
その「幕」では、米国経済の住宅・雇用関連指標の改善が続き、欧州債務危機懸念が一服するような展開になった場合に、相対的に日本の公的債務危機懸念が浮上しかねない。
あくまで「懸念」であり、決して2013年に現実化するわけではないが、マーケットはセンチメントで揺れ、また、先取りして動くものだ。

なお、円高への本格的巻き戻し局面としては、来年2月頃が意識される。
「米国債務上限引き上げ」が決定され、「米国債格下げ」の事態になると、ドル安インパクトが円安インパクトを上回るかもしれない。
また、欧州債務問題も「緊縮」と「成長」の狭間に揺れ、「最悪の時は去った」との楽観論も台頭しつつあるが、まだまだ予断を許さぬ。欧州発のリスク・オフが、相対的に円の「安全通貨」ブランドを復活させるやもしれぬ。
これらの事態が同時に起これば、ドル円80円割れも十分に考えられる。

 

圧勝の次に来る安倍円安相場の正念場

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8BG04I20121217

先週、欧米のヘッジファンドや海外の同僚からは「総選挙後、補正予算はいつ成立するか」「日銀法改正はいつ行われるか」「200兆円の国土強靭化計画はいつから始まるか」といった質問が相次いだ。市場は一つの事柄が終了すれば、すぐに次の動きを求めるようになる。


上記のような質問に対して、筆者は「年内に行われる特別国会では特に新しい動きはなく、1カ月後くらいに通常国会が開かれ、2月頃には10兆円程度の補正予算が成立するだろう。日銀法改正はそう簡単に行われる話ではなく、改正されるとしても数ヶ月は必要。また、200兆円の国土強靭化計画は具体的にどういう話なのか、はっきりしない」と切り返したが、こうした答えに満足する海外投資家は少ない。

まず12月26日頃、特別国会が召集される。ただ、そこで具体的な政策議論は行われない見通しであり、10兆円規模の補正予算成立や日銀・政府間でインフレ目標などを記す「アコード」に関する議論は1月20日頃に召集される通常国会まで待たねばならないだろう。


そして、1月21―22日には、安倍政権誕生後最初の日銀金融政策決定会合が開かれる。その頃には、白川日銀総裁(任期は4月8日まで)、山口・西村両副総裁(任期は3月19日まで)の後任に関する思惑・議論が活発化するだろう。

 


☆相場雑感

 

W値ターゲット9920達成。日銀会合まではまだ上昇余地はありますが、

 

もういい頃でしょう。ここから日銀会合めがけて売っていきたい所です。

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