ニュースでソフトバンクの文字が踊っている。
ソフトバンクはイー・アクセスだけでなく、米スプリント・ネクステルにも食指を伸ばす。
(PCサイト)CNETより:ソフトバンクの合併劇
http://japan.cnet.com/news/business/35022997/
スプリントって、どれ位のシェアを持っているの?
(PCサイト)産経MSNより
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121012/biz12101201100001-n1.htm
ベライゾン、AT&Tモビがトップ争い。
やや離されて3位といったところ。
日米でトップを狙う布石か。
では今回の買収(合併?)にて、懸念はないのだろうか。
気になるところが二点ほどある。
まずは買収資金。
ソフトバンクに対して、複数のメガバンクが主体となって融資を検討しているそうだ。
(PCサイト)時事通信より
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201210/2012101200673
融資にありつけたとしても、バランスシートが相当メタボになりそうだし、
足らない分を増資でカバーしたら、株がかなり薄まりそうだ。
そんな警戒から、ソフトバンクは10月12日で株価が約17%下がっているし。
融資か、増資か?(借りるの?薄めるの?)
どちらにせよ、株価にはマイナス要因ですね。
どちらもせずに、株式交換で手に入れるか?
しかし、この手段は向こうとの交渉次第。
(資金?問題ないよ。
今は銀行に借りるけど、いざとなったら株をバンバン発行しちゃうもんね♪)
次に買収のメリットについて。
通信キャリアにとって、海を越えての活動ってどれぐらいメリットがあるのだろう?
製造業ならAを国内で作ってBを海外で…とか、
部品はあっちでつくって、組み立てはこっち、とか出来る。
通信は?
確かに電波塔とか通信機器を共同で仕入れてコストダウンを計れるかもしれないけれど、
アメリカの電波状況にゆとりがあるから日本にそれを回すってワケにもいかんしねぇ。
(現在、日本の電波が大変混みあっています。
お手数ですが、国際電話をつかって迂回してください。)
だって、ソフトバンク・モバイルだって、
元々はボーダフォンが日本から撤退したのをソフトバンクが買い取ったんでしょう?
もしも海外展開でコストダウンやスケールメリットが行かせるのなら、
なぜボーダフォンは失敗したのだろうか。
上に挙げた以外にもいくつかの懸念はあるが、
もしこれに成功したならグローバル通信キャリアとして
内外の企業に先んじる事ができる。
…と言うことで、当面は落ちるナイフを掴む気はしないが、注目したい。
(いや、株価についてはリバウンドの可能性も十分あるけどね)