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マネックス証券の4月貸株金利は新興株年率1%

マネックスでは2008年4月の貸株金利を、新興3市場(東証マザーズ、JASDAQ、大証ヘラクレス)上場銘柄に限り年率1.00%に設定いたします。(その他の銘柄は年率0.3%)
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2008/news803s.htm

一方、カブドットコムは4月の貸株金利の発表はまだないが、現状は全銘柄一律で年率0.5%。

*

両証券会社とも、基本的にいつでも貸し出し申し込みができ、いつでも返却申し込みが可能だ。
生保などの機関投資家が長期保有している株式は長期貸出をすることができるが、いつ返却されるかわからない株式では長期貸出は不可能だ。マネックス証券やカブドットコム証券は一体どのように貸株を運用しているのだろうか?

マネックス証券では、↓のように説明している。
https://faq.monex.co.jp/EokpControl?&tid=12066&event=FE0006
>お客様から借り入れた株券は、貸株市場参加者の中でも特に信頼度の高い金融機関(格付けの高い欧米系の金融機関が中心です。)に貸出します。また、貸株の見返りとして担保をとり、毎日、貸株残高を値洗いし、十分な担保を確保しています。
>お客様から借り入れた株券を、他のお客様の信用取引のための貸株に充てることもありますが、この場合も十分な現金担保と委託保証金を確保されるしくみとなっております。

カブドットコム証券の説明は↓
http://s10.kabu.co.jp/faq/qa.asp?qa=2000
>お客さまが貸し出す株式は、格付けの高い外資系金融機関等の信用度の高い金融機関に貸し出します。なお、金融機関に貸し出すにあたり、当社は十分な担保を確保しています。

これは、別の言い方をすれば株券を担保とした資金調達ということだろうか。株券を担保にすることで貸株料以上に金融費用を節約できれば、ビジネスとして成り立つ。証券会社は一般信用取引などの資金需要があるのだから、低コストで資金調達できれば金融収支が改善する。
また、マネックス証券は「個人向けマネックス債」を発行しており、主要ネット証券の中では信用取引買建残高に対する金融収支が一番よく、改善が著しい。貸株は一般顧客に対するサービスであると同時に、財務戦略でもあるのかもしれない。

ところで、1日単位で借り入れた株券を外資証券はどのように運用しているのだろうか? いつ返すように言われるかわからない株券を借りても使いにくくてしかたないと思うのだが。銀行が預金残高に相当する現金を用意していないのと同様に、貸株も一定割合は長期間貸し出されるものだろうか? もしそうなら、貸株を効率よく運用するにはまとまった量の株券が必要になる。
カブドットコム証券は三菱東京UFJ銀行に置くチラシなどで貸株サービスをアピールしていくようだ。貸株サービスは株式預かり資産を増やすことができるだろうか?
2件のコメントがあります
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    yoc1234さん
    2008/3/23 19:27
    はじめまして

    勉強してますね、いろいろ教えてください。

    貸し株制度はMUFGの戦略です。カードも賑わい、グループとしてのメリットはすごいです。いい制度です。
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    miyakenさん
    2008/3/23 23:18
    こんばんわ。

    今のような株価が続けば、カブドットコム証券はMUFGに100%取り込まれるのではないかと思います。
    すぐに、ということは無いと思いますが。
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