8月の固定型の住宅ローン金利について、指標となる長期金利が0.7%台と、9年ぶりの低水準に下がっていることから、三菱東京UFJ銀行などの大手銀行が過去最低水準まで一斉に引き下げるそうです。
伸びが期待できる住宅ローン分野で、より多くの顧客を獲得しようという動きも、低金利競争に拍車をかけているようです。
三菱東京UFJ銀とりそな銀行は、主力となる当初10年固定型の8月の金利を、最も優遇を受けた場合の水準で、7月の年1.4%から1.35%に引き下げるそうです。
みずほ銀行も1.35%(7月は1.45%)に下げるほか、三井住友銀、三井住友信託銀も引き下げる方針で、いずれも2%程度だった1年前から大きく下がるようです。
一方、変動型は指標の短期金利に大きな動きがなく、各行とも据え置く見通しで、三菱東京UFJは、最優遇金利を0.875%で維持するそうです。
指標としている長期金利が低下しており、欧州債務危機の長期化などで安全資産とされる日本国債が買われ、長期金利の目安となる新発10年債の利回りは、0.8%を割り込んで推移していることから、各行が固定型の金利を下げることになったようです。
また、店舗の運営コストを省いたインターネット専業銀行が先行して金利を下げ人気を集めていることや、平成26年4月の消費税増税を前に住宅購入の駆け込み需要が見込めることも、大手銀の低金利競争を加速させているようです。
私も住宅ローンの見直しをしようかと思いつつ、借り換えに伴う手数料等がけっこうかかりそうなことや手続きの面倒さなどを考えると、二の足を踏んでいるところです。
むしろ期限前返済の方がいいかもしれませんね。