あおぞら郵船さんのブログ

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3/13 1ドル100円・1バレル110ドル

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【取引銘柄】
(買・売)第一三共 200株 3,050→3,060円 +500円
 
【ポートフォリオ】
なし
 
買い玉 0万円 余力 100万円
総資産 320,000円(含み益+0円)※新規32万円入金
 
ドル円相場がついに1ドル100円割れとなり、1995年12月以来12年ぶりの円高水準になっています。
また、原油価格がついに1バレル110ドルの史上最高値に突入しています。 
歴史的な1ドル100円割れ・1バレル110ドルの状況で、当然、市場も下落しています。
この数日は、米欧の中銀による協調行動と2000億ドル規模の流動性供給の発表を受けて上昇したものの、再び下落し、ダウ1万2000ドル割れ、日経1万2000円割れも現実味を帯びてきました。
 
大規模な流動性供給については早くも懐疑論が浮上していますが、私も同感です。
「流動性の罠」という言葉があるように、過去の日本におけるゼロ金利政策が典型例で、いくら金利を下げて流動性を供給しても、投資・消費の拡大には結びつかない、という状況に陥ることが考えられます。
さらに、原油価格や金価格など商品市場の暴騰は、まさにその過剰流動性が原因になっているのですから、流動性を増やせば増やすほど原油価格が高騰する→景気にさらに悪影響を及ぼす、ということにもなりかねないのではないでしょうか。
流動性の供給は、当座をしのぐ助けになったとしても、その向かう先が原油や商品市場であるならば、景気にとっては逆効果になってしまう気がします。
最終的には、政府が直接、公的資金を注入するしかないように思います。
IMFの理事も公的資金が必要になる可能性に言及しています。
・ロイターの記事
http://news.nifty.com/cs/economy/stockdetail/reuters-JAPAN-308005/1.htm

 
このような状況ですから、「宵越しの株は持たない」デイトレードが、もっともリスクが少ないのは確かですね。
私の方は、第一三共が、鉄欠乏性貧血治療剤「インジェクタファー」がFDAに承認不可となり大幅下落しているのを見て、リバウンド狙いの買いを入れましたが、市場の気配が怪しいのを見て同値撤退しておきました。
「インジェクタファー」は、米国で300億円以上を売り上げる貧血治療薬「ヴェノファー」の後継薬で、これの遅延は業績に影響してきますが、期待の大型薬プラスグレルが6月には承認される見込みである以上、下値は限られるように思います。ただし、一方で、1ドル100円割れ・1バレル110ドル台の未曾有の状況の中で、市場の決定権を持っている「外資の動向」が非常に懸念されます。市場全体が暴落すれば、いかなる優良銘柄も無関係ではいられません。
心置きなく投資するには、1ドル100円割れの水準を確かめてからにした方が良さそうですね。
 
◇今後のスケジュール
4Q アンジェスMG、「HGF遺伝子治療薬」の承認申請
3月 アステラス、プログラフ後継品「アドバグラフ」の承認申請結果(腎臓)
4月 アステラス、主力の「プログラフ」が米国で特許切れ
 
6月 第一三共、「プラスグレル」の優先審査結果
7月7-9日 洞爺湖サミット
8月8-24日 北京オリンピック
11月4日 米国大統領選
 
08年中 テルモ、心筋再生事業を開始
未定 テルモ、人工赤血球(NRC)の臨床試験開始
     アステラス、「YM311」の副作用問題の調査報告
 
 
「節分天井彼岸底って言うけどね~」




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