ユリウスさんのブログ
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今夏の節電はなん%できるか? - 計画停電の可能性は高い!
今夏の関電管内の電力需給状況は非常に厳しいという。
需要(節電、随時調整契約を折込済み) 2、987万Kw
供給力(8月の最大値) 2,542万Kw
予備力 -445万Kw
予備力率(%) -14.9%
この数字を軽く見てはなりません。まともな需給計画にはなっていません。節電だけで乗り切れるとはとても思えない数字です。 脱原発を声高に叫んでいる人は大勢いますが、脱原発団体が節電で大きな成果をあげたというニュースは聞いたことがありません。それに、関西地方の昨年の節電率は東電管内より大分少なかったですしね。
原発分の穴埋めを期待される火力発電には心もとないのもある。例えば海南火力発電所の2号機は先月30日、休止から約11年ぶりに運転を再開した。いわば、退職していた老人に急にフルで働けと命令しているようなものです。機械は正直、老朽化した設備ほど故障確率は高い。ボイラーチューブからの蒸気漏れやポンプやファンや複雑な計測器等のトラブルも発生することは十分ありうることです。クラゲが大発生して取水口に押し寄せてきて、出力低下に追い込まれることもある。
三菱UFJ銀行の試算では昨夏、わが国の火力発電所のトラブルは1530万Kwに達したそうです。トラブルは同時に起こるとは限りませんが、均等に発生する確率はもっと低いから心配です。
翔年は関電管内の計画停電は必至と見ていますが、停電ともなれば長時間連続して電気の必要な産業界では大損害も発生するでしょうし、病院では不測の事態が発生するかも知れません。ビルだって、家庭だって、暑いさなかに冷房が止まったら病弱な方や高齢者は命にかかわる事態の発生です。
目前に明らかに発生するこんな事態を予想して、あらかじめなんら手を打たなかったのは民主党の失政と言わなければなりません。大地震発生後の原子力発電所のトラブルの原因が何と何によるものなのか、原因をキチンと究明、検証し、対策を立て、安全のための法律と組織(原子力安全庁)を創って国民を安心させることが何よりも急務の政府の仕事だった筈です。(1年半経過して、安全のための原因究明も法律も組織も何もかも出来ていません)
こうなってしまった以上、少しでも事態の悪化をくいとめるために、市民として節電に協力できるところは協力しなければなりません。そんな思いから、このエントリーでは関電の提供している節電メニューを紹介します。(全て関電のHPに書いてあります)
(1)季時別電灯PS: 従量電灯契約者が希望すれば適用される。夏のピーク時に対応するピ-ク時間と、それ以外のオフピーク時間、夜間時間に時間帯を区分し、ピーク時間からオフピーク時間および夜間時間へ負荷移行することで、電気料金を削減できる料金メニューがあります。
※1 ピーク時間(7/1~9/30の平日) 13時~16時 (料金 52円82銭/Kwh)
※2 オフピーク時間(ピーク時間を除く) 7時~23時 (料金 20円62銭/Kwh)
※3 夜間時間 23時~翌7時 (料金 8円19銭/Kwh)
※4 上は一例です。詳しくはここhttp://www1.kepco.co.jp/ryoukin/kijibetsu-ps.htmlを見てください。
(2)節電トライアル: 節電&「はぴeみる電」新規登録で最大2,000円分のQUOカードがもらえる。
翔年はインターネットから申し込みをしましたら、早速下のようなマイページが用意されました。7月~9月までの使用電力量が昨年と正確に比較できます。
楽しく家族で相談しながら節電ができ、電気料金が安くなり、その上QUOカードがもらえるのです。さらに、計画停電の範囲(翔年の自宅は3-C)や時間(曜日と時間帯)についても、ネット上で分かりやすく表示してくれますし、最悪事態になった時はメールで知らせてくれるそうです。
まだ申し込みしていない方は節電トライアルに是非参加して欲しいと願っています。
(3)facebookにも: 関電公式HPが用意されています。 この夏は市民はネットで電気の情報をできるだけ得て、自分に出来る節電に努めたいものです。
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