Ｇ２０、世界的な成長促進・中国為替政策が中心議題に＝米

[アジアさん]

［ワシントン　１５日　ロイター］　来週の主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議（ロスカボス・サミット）では、世界的な経済成長の促進が中心議題となる。また、中国などの新興国に対し成長を支援し自国通貨の柔軟性を高めるよう呼びかける。ブレイナード米財務次官（国際問題担当）が１５日、明らかにした。

同財務次官は記者団に対し、「Ｇ２０首脳は、全般的な経済成長を押し上げるために不可欠な、需要の再均衡化に向けた勢いの維持に注目する」と述べた。

そのうえで「これを達成するためにカギとなるのが、当然、中国を初めとする経常黒字を抱える新興国が、財政政策やその他の政策を通して国内消費を支援し、外国為替相場に市場の力が反映されるようにすることとなる」と述べた。

ロスカボス・サミットは１８─１９日に開かれる。