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結核の新薬候補に効果 多剤耐性患者で臨床試験
2012年6月7日 06:01
主要な治療薬が効かなくなる「多剤耐性結核」の患者に対して、新しい薬の候補を使うと効果があったとの臨床試験の結果を、大塚製薬などの国際チームが7日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。
臨床試験の対象は、日本や米国、中国など9カ国の病院に入院した患者計約480人。標準的な治療法に加えて、偽薬を投与した場合と「デラマニド」という新薬候補を投与した場合の効果を比較した。
2カ月後に結核菌の培養検査をすると、偽薬の場合は約30%の患者が陰性になった一方、デラマニドでは約45%が陰性になり、結核菌が消失した割合が高かった。
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