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不祥事続き職員に厳命 自宅外1か月禁酒

 酒に酔った福岡市職員2人が暴行と傷害容疑で相次いで逮捕されたことを受け、福岡市は19日、21日から1カ月、職員が自宅外で飲酒することを禁じる方針を固めた。綱紀粛正を唱えても不祥事が後を絶たないためで、高島宗一郎市長が「1カ月禁酒」を打ち出した。福岡市教委も同じ対応を取る見通し。

 福岡市は19日に緊急幹部会議を開催。高島市長は「悔しくあきれ果てている。1カ月、公私ともに外出したときは酒を飲むなという気持ち。ペナルティーですよ。大人扱いできない。職員酒禁止、それぐらい思っている」と述べた。

 市人事課によると、外出先での飲酒を禁じ、断れない酒席への誘いがあった場合はウーロン茶などで対応する。自宅での飲酒は認める。同僚宅や友人宅で酒を飲むことは禁じる方向。

 飲酒を禁じる法的規定はないため、自宅外での飲酒が発覚しても処分はできないが「処遇も含めて、厳しく指導する」(市人事課)という。

 このほか、不祥事の再発防止策として、問題を起こした際には、これまでより重い処分を科す方向で、調整している。

 福岡市では飲酒運転や贈収賄事件など、不祥事が続発。市は綱紀粛正を唱えたにもかかわらず、公共事業の移転補償をめぐる収賄容疑で17日に市土地開発公社職員が逮捕された。市役所に家宅捜索が入った18日の夜に、酒に酔った港湾局職員(52)がタクシー運転手を殴ったとして暴行容疑で、保育課係長(48)は同僚を殴って歯を折ったとして傷害容疑でそれぞれ逮捕された。

 福岡市では2月、酒に酔った消防士が盗んだ車を運転したとして逮捕される事件が発生。4月以降、全職員を対象に飲酒習慣について調査し、市と市教委で計94人にアルコール依存症の疑いがあることが判明している。今回逮捕された2人は、飲酒傾向に問題はなかったという。

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