月とスッポンさんのブログ
2/29 本日のチャート
前日の米株
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=140051
ECBと日銀がもたらした意外性
http://jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE81R03M20120228
「
記憶を少し遡ってみれば、昨年12月上旬の欧州短期市場は、実質的に機能が停止するほど緊張感が高まっていた。その結果、世界中のマーケットでリスクオフ取引が展開され、米独日の国債に資金が流れ、通貨では円への選好性が目立って高くなり、円高圧力が増大していた。
ところが、ECBが12月21日に実施した3年物オペで4891億9100万ユーロの資金供給を実施すると、欧州市場の様相が一変する。急上昇していたイタリア、スペインなどの国債利回りが低下し始め、欧州系銀行のカウンターパーティリスクも鎮静化。今年2月に入ると、欧州市場は表面上、危機前の状況に戻りつつあることが明白になってきた。
ヘッジファンドなどのリスクを取りに行く投資家からすれば、いつまでのこの状況が継続するのか疑問ではあるが、足元でリスク性資産を購入して利益を稼ぐのに絶好の環境になったと映っているに違いない。この点が、東京市場ではあまり理解されていないように私には見える。」
中央銀行主導の相場展開
http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2012/1157.html
「問題は、LTROⅡの投入量である。
今回は特例措置として、融資の担保要件も緩和されている。
ということは、キズありの担保に基づく融資額が多ければ多いほど、ECBのバランスシートは不健全な形で膨張する。民のリスクを官が引き受けることで、官の財務諸表が痛む。リスクが消えるわけではない。
従って、あまりに融資額が多いと、これはこれで、マネー供給過剰の合併症の懸念が顕在化するので、一転リスク・オフにシフトする可能性もある。」
「好転の兆しが見える米国経済に反応して、「2014年終盤までゼロ金利継続」方針を変更し、利上げ前倒しを示唆するような表現でも使えば、市場としては、ハシゴを外された格好で、高揚感が一気に委縮するかもしれない。
特に、今年6月で終了予定のツイスト・オペ(長期債買い取り、短期債売り操作)後の対応が注目される。」
ECBオペは最後の公算
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M050FI6JIJV101.html
→ここまで期待で上げてきた上昇相場に一息つくか????
本日の市況
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPTK074536820120229
☆相場雑感
前場の押し目では9810のレッジ梅を拒否したので買い戻して高騰したものの、
後場の下げですんなりレッジ梅でさらにMDの下で引け。ダブルディストリ形成失敗のパターンはおとといと同じ。
このまま下落転換となるのが普通だけど、今日のMD9830をこえてくるようなら1万目指すかも。
下値のポイントはMPの山の9700(画像2)、そして重要なのが昨日のレッジ9620(画像1)。ここでとまるか、そのまま下落か。9620をうめて下落するようなら売り転換。