国連総会、シリア非難決議案を可決 //先行き？

[arama-さん]

　国連総会は１６日、シリアのアサド政権による反体制派への武力弾圧を非難する決議案を賛成多数で可決しました。

　この決議案は、アサド政権による人権侵害を強く非難し、市民への攻撃を直ちにやめるよう求めるもので、１９３か国中賛成１３７、反対１２の賛成多数で採択されました。

　国連では、今月４日の安全保障理事会で、今回とほぼ同様の決議案がロシアと中国の拒否権行使により否決されています。ロシアと中国は今回も反対しましたが、総会では、拒否権を行使できないため決議案は、そのまま賛成多数で採択されました。

　総会の決議は安保理の決議とは異なり法的拘束力がありませんが、決議案をまとめたアラブ諸国は、国際社会からのメッセージとしてアサド政権に対する圧力を強めたい考えです。（17日11:40）