KDDIと三菱東京UFJ銀行が折半出資するじぶん銀行は、消費者金融大手のアコムが「キャッシュワン」のブランドで展開していた個人向け無担保カードローン事業を買収するそうです。
アコムが5月に同事業を会社分割し、じぶん銀行が継承する形をとり、買収額は約480億円のようです。
5月以降、キャッシュワンの債権に対する保証事業はアコムが引き受けるそうです。
じぶん銀行は、「じぶんローン」のブランドですでに個人向け無担保カードローンを展開していますが、貸付残高は100億円程度だそうです。
一方、キャッシュワンの貸付残高(正常債権分)は450億円以上の規模を持ち、じぶん銀行は、キャッシュワンの資産と顧客を引き継ぎ、カードローン事業を一気に拡大させる考えのようです。
アコムは売却資金を過払い返還の原資や運転資金などにあてるようです。
銀行が個人向け無担保ローン事業を行う場合、貸金業法の適用外となり、年収の3分の1を超える貸し付けを禁じた総量規制を受けず、自由度の高い事業が可能になるそうです。
需要はあるということでしょうね。