関西電力が企業や家庭に要請している冬の節電期間が、19日から始まるそうです。
目標は前年比10%以上で、期間は年末年始を除いた来年3月23日までの約3カ月とのことです。
あの手この手の節電商戦が繰り広げられる中、暖冬のため、暖房に頼らず、冷気を遮断して部屋の保温性を高めるグッズが好調な売れ行きを見せている一方で、、「ウォームビズ」関連品の“特需”を見込んでいたアパレル各社は予想外に苦戦しているようです。
ミズノは今冬、汗などを吸収して発熱する素材「ブレスサーモ」を使った下着や靴下、ダウンジャケットの販売を強化し、カシミヤとブレスサーモを織り交ぜたシャツやタイツなど、ビジネス向け商品にも力を入れているそうです。
発熱保温肌着「ヒートテック」の今秋冬の販売目標を、前年度比25%増の1億枚に設定した「ユニクロ」ですが、他商品を含む11月の既存店売上高は前年比1%減だったそうです。
運営するファーストリテイリングは、11月中旬までは気温が高く、冬物販売の動きが鈍かったと説明しており、11月下旬以降は気温が下がってきたため、前年を上回りつつあるそうです。
東急ハンズで注目を集めているのは、窓ガラスに直接貼る従来の断熱フィルムではなく、窓枠に貼ってガラスとの間に空気の層を作るタイプだそうです。
ガラスとの間に5~7ミリの空気層を作ることで、屋外の冷気の影響を受けにくくし、保温効果や断熱効果が上がるようです。
企業が儲かるためには、冬は冬らしくもっと寒くならないといけないようですね。