yoc1234さんのブログ
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TPP亡国論のうそ
TPP亡国論のうそ
2011年11月05日
日経ビジネスにTPPについて推進論が載っていた。マスコミらしい論調だ。
1.TPPで農業は壊滅?コメは778%の関税がかけられ、本当に入ってくれば、脅威だが、世界のジャポニカ種の生産額は30万トンで、実際に700万トンのうち400万トンもコメが入りようがない。作っていないからだ。もしそれだけ日本が輸入したら、2500万トンのコメ貿易がパンクし、暴騰するだろう。
2.TPPは米国の陰謀というが、米国はたった5%しかない日本への輸出が増えても農業だけでは1%もない。魅力はない。
3.TPPとデフレ安い農作物を日本が買えば、農作物の価格が暴騰、安く買えた残りの所得で商品を買うから、物価はあがり、逆。
4.農家の人は農業以外に工場に行き、所得を得ているので、
TPPやらずに、工場が海外に行けば、出稼ぎに海外に行かなくては。
だから、多くの農民は賛成する。
短銃労働者は交渉の外。
医師や看護士はTPPの土俵以外。
農薬まみれの農作物は入らない。表示ルールが変更にならない。
郵政事業や共済制度は土俵に乗らない。
むしろ、日本の金融機関が円高で強いので欧米の銀行を乗っ取るチャンス。
国民皆保険制度の崩壊はない。
公共工事はすでに開かれているので問題なし。
大事なのは、韓国は入るだろう。中国も方針が変われば参入する。
そのとき日本だけ入っていないと、時代遅れになり取り残される。
など、色々書かれているが、民主党の主張に沿った論調だ。
どこまで本当か分からないが、会議に出て、日本の主張を早く言うべきだろう。
事実上の日米の通商条約みたいなものだ。
韓国が貿易が強いのは通貨安にしたからで、他は何もない。
固定相場制に戻すことが一番いいのでは。
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関連銘柄:
トヨタ自動車(7203) -
通貨ペア:
ドル/円
1億2000万の国内市場が存在すれば輸入分を全て輸出することにはならないし、
日本は諸外国との間でまだ関税障壁が多く残っているので、
GDPに占める貿易比率が世界で最も高くならないのは当然のこと。
むしろ関税障壁を撤廃してEU諸国のように貿易比率を高くすることで
停滞している日本経済を昔のように活性化することができるでしょう。
1990年以降世界が大きく変わっているのに何も変わろうとしない日本が世界から立ち遅れているのであり、昔のように既得権益や利権を温存して世界から背を向けている姿勢が停滞を招いているのでしょう。
グローバル経済では企業が儲けられないのでは国民が潤うことはないでしょう。
障壁を撤廃して企業が儲けられるような土俵を作ってやることが政府の役割であり、
企業が儲かれば企業で自助努力している国民も儲けられるわけです。
障壁を温存して鎖国状態で国が補助金をばら撒いても国民が豊かになるわけではなく、
国自体が衰退して補助金すらばら撒けなくなることは火を見るより明らかです。
日本では経済活動が停滞し社会保障すらまともに維持することが難しくなっています。
今の70億の人口を抱えたこの世界で、貿易なしで成り立つ国なんてないでしょう。
そういう意味で言えば世界の国が貿易立国です。
でも対GDP比の貿易依存度で言えば、日本は主要国の中で低い方なのはネットで調べりゃすぐ分かりますよ。
他国とのデータ比較なしにイメージだけで語るのはどうかなと思うんです。
「資源なしでは成り立たない」
これね、逆に言うと資源以外は全て自国で調達出来るんです。
そんな国、なかなかないと思います。
農業の改革は必要だと思いますよ。輸出していけそうな物はすればいいし、兼業農家を保護し続けるのも無駄でしょう。
それから1億2000万人の日本の国内市場規模はかなりデカイです。
で、国内市場と海外市場をごっちゃにするのは良くないと思います。
なぜなら通貨も経済規模も物価も違うからです。
TPP反対派の意見はメリットに対してデメリットリスクが高過ぎるといことでしょう。
そもそも今のTPP反対派の主力意見は農業問題ではないはずです。
いいことしかないと言うなら、もっと反対派の意見を聞いてみた方がよいと思いますよ。
僕はTPP云々よりも、円高の日本がデフレを放置したまま物価の安いアジア市場をターゲットに、国家経済の輸出依存度を上げていくことに危惧してます。
なぜならそこで日本企業が利益を上げる為に必ずやらなければいけないことが、人件費の抑制だからです。
企業は儲けが出ても賃金に還元はしませんよ。なぜなら人件費のコストダウンはグローバル市場で生き残る為に必須だからです。
物価人件費が高くかつ超円高の日本が、物価の安いアジア市場で国家として通貨安政策をとり続ける韓国や中国と競うなら尚更でしょう。
グローバル経済では企業が儲けても国民が潤うとは限らないのです。
>ところで貿易立国って何ですか?定義があるから使うんですよね?
日本国民を養うに足る資源が日本にはなく、
貿易を通じてしか日本国民が生きていけないことは誰にでも分かっているはず。
エネルギーも食料も鉱産物も日本人を養うだけのものは日本に存在せず、
国民の労働により生み出される製品を交易の手段として使い
その収入で存在しないものを手に入れるしかないだろう。
TPPにより1億人しかいない国内市場が、
5億人の国内市場になるのだから全ての産業分野にメリットがあるでしょう。
農業も1億人の消費者ではなく5億人の消費者を相手にする方がメリットが大きい。
kattanさん
こんばんは。
色々言われていますが、米国はすでに景気の底ばなれし、
株価は上昇中です。
世界経済も全体で4%の上昇と今年の状態は平時です。
日本のマスコミは悪い悪いというと、部数が伸びるので、
経済紙は悪いことばかり書く。
株はがまんさん
すでに、米国経済は企業業績が空前の好景気で、すごく儲かっています。
これではほって置いても、税収は最高になり、自立反発。
アップルなど3ヶ月でトヨタの去年の5倍以上の儲けです。
キャタピラーも空前の利益。
ホカッテ置いてもドル高になります。
黒に白なし
白に黒なし
でなく、黒を白にするための前提の具体的処方が
きちんと決められていないから、五里霧中になると
いかにいい薬でも処方が間違えば毒になります。
私は株もでたらめで、為替はしたことがないので、
マリーンエンジンさん
どうも前のところで、肝心のことは、円高だということです。
これでデフレになっています。
固定相場制。
たとえば150円にしたとする。
原油は2倍になり、小麦は2倍になるが、TPPでほぼ変わらずになる。
インフレにするのはスイスユーロペッグのようにドルペッグにすればいいだけです。
それだけの資金は日本にある。
世界貿易も金融も疲弊し、現在の変動無秩序相場制は無理があるようになってきた。
ドルが下がるものだから、原油が上がり穀物が上がる。
民衆が政府を転覆する。
無秩序をQE2は作ってしまった。
ムバラクもカダフィーも英雄でした。
戦争の恐怖が世界中を襲う事態を避けねばなりません。
行き過ぎたドル安が混迷を招いた。
ところで貿易立国って何ですか?定義があるから使うんですよね?
貿易立国の国はどこで貿易立国じゃない国はどこなんでしょうか?
僕は自由貿易自体は否定しないですが、TPPはアメリカ以外の国が小さ過ぎるし、アメリカの存在感がデカ過ぎるので、反対派が韓国の二の舞を心配するのは理解はできます。
それに日本がデフレと円高を放置したまま、今の低い貿易依存度を韓国のように高めていくのは心配です。
人件費の高い国が輸出で食って行こうとするとどうなるか。
デフレの国に安い海外製品やサービスが入ってくるとどうなるか。
montontonさん
反対のための反対。
論理無き闘争。安保と同じです。
安保の連中が今は日本の中枢を去ろうとする時、
またおなじ論理です。
反対なのだから反対。
原発も同じです。
中間にたって、物事を冷静に見れない、
熱い世代なのでしょう。
反対するとお金がもらえるという発想。
50年体勢の内閣機密費の多くは国会対策。
貿易立国の日本にとってTPPはメリットしか思い浮かばず、
なぜ反対する必要があるのか理解に苦しむところです。
日本の農業の近代化を阻止してきた農協等の利権団体は
戦後60年間守ってきた巨大な利権を失うから反対だろうが、
特権に胡坐をかいていた利権団体や族議員や中国政府を除けば
日本国民にはメリットばかりで失うものは何もないのが現状だろう。
日本のTPP参加を最も恐れているのは日本国民ではなく、
最近孤立を深めている利己主義な中国そのものではないだろうか。