しろしさんのブログ
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マネックス・ビーンズ・ホールディングス株主総会
昨晩は家に帰ってシャワーを浴びた後に、みんぶらをしていたまでは覚えているのですが、その後の記憶が無い(笑)
どうやら、そのまま眠ってしまった様で朝起きたら8時半でした…!!!って駄目じゃん!今日は(8698)MBHの株主総会の日じゃないっすか!!
…っと言う訳で、大慌てで身支度して行って来ました株主総会、幸い10時5分前にはなんとか到着しました、ふぅ~危ない危ない(笑)
っと前置きが長くなりましたが、先ずは松本社長の挨拶に始まり、ビデオにて事業報告、ここまでおよそ20分位だったでしょうか。ここまでは事前に召集通知の通りですので省略しますが、その後 質疑応答へ
大ちゃん、『では質問をお受けします…』
ここで、会場は静まりかえり、『こんなはずじゃなかったのですが…』との大ちゃんの発言で会場、大爆笑(笑)
っと言う訳で、会場もあたたまって来たところで、やっと質問者が現れ、後は続々と…っと言った感じです。
さて、恒例の(?)Q&Aですが…
総会後の株主懇談会も含め質問の数が多かった為、メモと記憶だけでは不正確な部分も多いかと思いますのでご了承下さい。
Q1、昨今インターネット証券間の競争が増えているが、他の証券会社との差別化のポイントは?
A1、顧客に収益をあげてもらう事を考えており、その為の施策を差別化のポイントと捕らえている。
Q2、外為証拠金取引の手数料収益が落ちた様だが、なぜ証券会社なのに外為証拠金取引を取り扱っているのか?
A2、顧客の利便性に答えるため、顧客の求める物を提供している。また外為証拠金取引の手数料収益は利益率が高い
Q3、広告宣伝費が大きいが効果と今後の見込みは?
A3、広告宣伝費は純営業収益の10%を割り当てている、今期は8%、今年度は6%である。現在は、従来投資とは縁遠く銀行預金で資金運用をしている層を対象に朝日新聞の全面広告で紙上セミナーを行うなど直接投資への移行を啓蒙し市場を拡大する為の広告を行っている。株式の取引手数料等も含め今後もこの割合は様々な角度から検証し調整するが、安易な手数料競争ではなく市場を広める事に重点を置いている。
Q4、配当政策はどの様に考えているのか?
A4、基本的に配当性向は連結純利益の50%を目標に配当を行う。
Q5、高配当なのは良いが当期は減益なのになぜ前年より配当が高いのか?
A5、1年前の子会社のマネックス証券の純益を3月に受け取り、4月にMBHの収益として組み入れている為、配当の基準年が一昨年の物になっている。
この期ずれはでは分かりにくいとの意見もある為、今期からは今年度の収益に連動した配当を出す事にする、また同じように要望の多かった中間配当を今期から開始する。
Q6、収益や預かり資金が減っているがなぜか?
A6、昨年度は新興市場の下落、低迷により顧客の資産が減った事が原因である。
コスト管理で減らすのでは無く、顧客の利益が増える事で収益が上がるように、顧客にとって利便性の高いサービスを今後も増やしていく。
Q7、他社の口座も持っており比較したうえで改善要望を出しているがなかなか反映されない
A7、現在、検討中、検討したが採用しなかった物を含め702件の要望のうち30%近くは既に対応したが、今後も検討をして改善をはかりたい。
尚、定期的に顧客とはオリエンテーションを開いており、その様子はマネックス証券のHPでも見る事ができる。
Q8、MBHの大株主である日興コーディアルがシティーバンクのTOBでシティー参加に入るが、マネックスに与える影響は?
A8、従来(シティーTOB前)も日興コーディアルによる経営への影響はなかった、企業が株主を選ぶことは出来ないので今後影響が出そうな時は影響が出ない様なマネージメントを行う。今のところ日興コーディアル、シティーバンクとは良好な関係であり、当社の理念を理解してもらっているので今後も影響は無いと思う。
Q9、Q8にも関係するが、株主構成、政策は?
A9、株主を選ぶ事はできないので誰が株を持っても良いが、IR活動を積極的に行い当社の理念に共感してもらえる株主を増やしたい。
また、現実問題として必然的に大株主の議決権が大きく、少数株主の議決権は全体の中では小さな物になってしまうが、少数持分株主の方が全資産における株のリスクは大きくなり、リスクは株数とは反比例する関係にあると認識しているので大きなリスクと取って株を買ってくれている少数株主の意見は大切にしたい。
Q10、A5で今期から今期の連結収益を配当基準にするとしているが、期ずれを考えると前年度の収益は配当原資にならないがどうするのか?
A10、内部留保する事になるが、配当で出て行くか資本として企業価値向上に貢献するかの違いなので株主利益と言う意味では同じである。決して他の目的で使用してしまう物ではない。
Q11、IPOの引き受け手数料収益が大きく減っているがその理由は
A11、複合的な要因であるが、マーケット自体が低調であった。一昨年は大型のIPOの引き受けがあったが、今期はそれらが無かった。1、2つの大きなIPOの引き受けに入れなかった。
これらの理由があるが寛容している訳ではない、手数料は減っているが取り扱いIPOの数自体は好調に増加している為、大型のIPOに関与できるように人材を育て、投資銀行業務の成果を大きくしていきたい。
Q12、預金から投資の流れを加速させるには、投資初心者向けに投資信託の販売が重要になると思うがどの様に考えているのか?
A12、まさにその通りで投信の販売には力を入れている。ちなみに、マネックスはオンライン投資信託の販売では第1位である。また、単に大手が設計した投信を仲介販売するだけでなく、マネックス自信で顧客にとってメリットのある投信の設計・販売を行う事で他社より優位性を持っている。
Q13、従業員が20%増えているが、今後従業員政策はどの様に考えているのか?また販管費における人件費の割合は?
A13、現時点の業務を行うには十分な人数だが今後増えていく業務に対応する為には人を増やしていく必要はある、それでも、せいぜい200人を目処に考えている。販管費における人件費の割合は大手は40~50%の所が多いが、当社では17%程で人が増えても収益に大きな影響はない
Q14、監査役から役員に変わる人間がいるが、これはガバナンスを強化する為に行っているのか?
A14、ガバナンスの強化と言う視点ではその様な部分もあるかも知れないがそれ自体を目的にしている訳ではない、ガバナンス強化は1個人が出来るものでは無いため、その部分に問題がある場合は外部の監査を増やす等で対応していく。
Q15、イーバンク銀行に投資しているが、マネックスの持ち株比率は?
A15、イーバンクの発行する株式の4.9%を保有している
Q16、Q13で200人を目処に人を増やすと言っているが、このままでは直ぐに200人を超えてしまうのでは?
A16、初めから300人等と考えてしまうと人の採用基準が甘くなる、少数精鋭の観点で優秀な人間を採用する様に考え200人と言う目標を設定しているが、必ずしもこの数字に縛られものではない
Q17、イーバンクと提携した事でイーバンクとの提携カードを発行するのか?その際、従来からのクレディーセゾンと提携カードとの関係はどの様に考えているのか?
A17、カード発行の可能性は今後検討する、イーバンクは銀行業であり、クレディーセゾンはクレジットカード事業である為、相互補完の関係にあると認識している。
Q18、派遣社員が多いようだが、派遣社員では無く正社員を増やした方が良くないか?
A18、派遣社員はコールセンターのオペレータ業務を担当している、この業務で派遣社員を使用するのは特別な事ではなく他の企業でも一般的だが、正社員の登用を否定する物ではない。
ここまで、おおよそ11:40頃まで、この後、議題の決議を行い、全件無事承認されました。
この後20分程の休憩を挟み株主懇談会が午後から行われました。
長くなるので懇談会での今後の事業戦略、Q&Aはこの後書き始めて次の懇談会編としてアップする予定です。
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みんぶら!なんかいい言い方ですね笑
イーバンクと提携についてとかも質問あるんだな~
『みんぶら』は誰かが使って居たのを見た気がして、あぁ~なるほど!っと思って使って見ました(笑)
マネックスの総会は流石に若い人も多かったですよ、質問していた人の何人かは明らかに20代(前半?)って感じでしたから、やっぱりかずさんの様に若い投資家が増えて来たんですね~(^^)
A9はもしかすると一部懇談会の時の話と記憶が混じっちゃってるかもしれませんが(^^;) 現実問題としては大株主の意向だけで全てが決まってしまうので、例えリップサービスだとしてもこういう風に言ってくれると嬉しいですよね(^^)