映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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不安後退

昨日は東京はお休みだが、週末の日経平均は8605.62(+83.60) 雲 基準線8720の下 転換線の上 ボリンジャー下向きのTPの下 MACD RCIは上昇。25日線で頭を抑えられている格好だが、NYの後を追って節目の25日8656や基準線8720を回復して目先の下降基調を脱することが期待されるか。日足MACDが8月終わりに底をうって、なんとかシグナルと一緒にマイナス圏を上昇してきているのも明るい兆候だが、ただし中期はなお下降基調で、中期の節目の基準線は9275と相当ハードルが高い。

ダウ11428.00(+324.88) 大きく上昇、基準線 転換線の上、雲の下限11407を突破。 ボリンジャー プラスσ11337を上に抜けた MACD RCIは上昇。日足週足とも雲の中なので抵抗が予想されるものの、目先上昇基調を取り戻した。ただし中期の節目である日足の雲の上限11678や週脚基準線11640はまだかなり上にあり、そのあたりまでで押し返される可能性も高い。

ドル円76.64 雲 基準線 転換線76.75の下 ボリンジャー TP76.87の下 MACDは横ばい RCIは上昇。節目を抜けずにこう着状態がつづいている。

ユーロ円 104.54転換線 102.84の上、雲 基準線105.86の下、 ボリンジャー TP105.15の下 MACD RCIは底打ち上昇。買戻しがつづいているが節目を抜けず。

サルコジとメルケルの会談をうけて、フランスとドイツが欧州債務危機に本気に取り組む姿勢だということを好感してダウは大きく上昇。デキシアの処理も、公的資金の注入による銀行救済のサインというと受け止めたようだ。だが、スロバキアの議会承認はまだ手間取っており、EUサミットも1週間ほど遅らせることになっており、期待通りになるかどうかは予断を許さない。ユーロの水準も25日線105.15基準線105.86あたりまで戻してこないと下降基調を目先脱したとはいえないところ。恐怖指数も下がってきているが、30を維持しており、懸念払拭というわけではない。
もしEUの救済策が不十分なスケールにとどまれば、当面一息ついても、数ヵ月後にギリシャの国債償還の期限のたびに危機がぶりかえしてくる可能性がある。銀行の救済にもEFSFが踏み込んでくるかどうか、そして額についても数兆ユーロの用意が必要ともいわれている。明らかに貧弱であればもちろん失望売りをあびせられるだろうが、当面の用は足せても規模が不十分であれば、反発しても中期の節目を抜ける力はでないだろう。市場の予想をはるかにこえるポジテイブなサプライズがあれば、別だが、ドイツの雰囲気からはとてもそこまではいかないだろうとも思われる。
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