映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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スペイン、イタリア格下げ
日経平均は 8605.62(+83.60)雲 基準線8720の下 転換線8549の上 ボリンジャー TP (25日)の下 MACD RCIは上昇。下げ止まりつつあるものの、基準線には届かず、25日線につっかけて長い上髭をひいてしまったので、下降基調から脱したとはいえない水準。週足は雲基準線転換線の下でマイナスσでなお下降基調。
ダウは11103.12(-20.21) 雲の下 転換線10886の上、基準線11060のすぐ上 ボリンジャーは下向きの TP(25日)11128のすぐ下、MACD RCIは上昇。基準線はかろうじて保っているが、25日線は守りきれず。下げ止まってきつつあるが、下降基調から脱すかどうか、もがいているところ。週足は長い下ひげを引いて陽線になり、下げ止まった印象だが、水準は転換線の上だが、基準線の下で雲の中、なお中期の下降基調は崩れていない。
ドル円76.8 雲 基準線の下 転換線76.75の近辺 ボリンジャー TPの下 MACD RCIは横ばい。膠着状況だが、ドルの上値は切下がってきている。
ユーロ円 102.8雲 基準線の下 転換線102.84の近辺 ボリンジャーはマイナスσのすぐ上、 MACD RCIは上昇。下落の勢いはやや弱まってきているものの、なお基準線は下落しており、TP(25日)も下向きなのでいるものの、下げ止まったとは言いにくい。
9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が10万3000人増加。予想の6万人を上回ったものの、失業率は9.1%と横ばい。ただスペインとイタリアの国債をフィッチが格下げしたことで、ダウは下落。VIX指数はなお36あたりで、通貨危機にならぶ高い水準。欧州銀行ものきなみ格下げされており、欧州債務危機への警戒感がまた深まりつつあることを示唆している。
どうも先の欧州銀行への資金供給のニュースは、債務危機を解決するというよりも、ギリシャのデフォルトやPIGSの国債の格下げがもたらすショックに備えるという対処療法的な性格に過ぎないという受け止めが正しいのかもしれない。ロイターは、ドイツとフランスがEFSFの資金を銀行に注入するのに用いるかどうかをめぐって対立していると報じている。PIGSの国債を抱えるフランスの銀行に、フランスの政府資金が投入されると、フランス国債のAAAの格付けが取り消されることを懸念しているようだ。破綻に瀕した銀行の処理をめぐって、どの資金をどのように使うかについて、EU内部でもめ続けるとすれば、後手後手にまわり、金融危機をまねく可能性もある。EFSFが、想定外の事態もふくめて十二分な規模(おそらく数兆ユーロ)に拡大されるとともに、厳格な資産査定にもとづいて破綻懸念がでてきた銀行への対策が明快な形できまるまでは、綱渡りが続き、VIX指数が正常な値に戻ることは難しいかもしれない。
一方アメリカの雇用統計も、予想よりよかったとはいえ、10万人増加の半分はストの終息によるものであると考えられ、実質は5万人程度で回復基調とまではいえない。むしろ失業率が高どまっていることのほうが実態を表しており、ウオール街での抗議行動はそれを写しているように思われる。問題はオバマ大統領の雇用計画は、大統領選挙をにらんだ政治的駆け引きの道具となっており、共和党の賛成を得られにくく、また実施できたとしても、財政緊縮の状況下で、その規模も十分なインパクトを与えられるか、わからないことだ。
欧州債務危機の動きーそれを敏感に表現するVIX指数と、アメリカ経済の指標ーとりわけ雇用ーの動きに一喜一憂する展開がまだまだつづきそうだ。
ダウは11103.12(-20.21) 雲の下 転換線10886の上、基準線11060のすぐ上 ボリンジャーは下向きの TP(25日)11128のすぐ下、MACD RCIは上昇。基準線はかろうじて保っているが、25日線は守りきれず。下げ止まってきつつあるが、下降基調から脱すかどうか、もがいているところ。週足は長い下ひげを引いて陽線になり、下げ止まった印象だが、水準は転換線の上だが、基準線の下で雲の中、なお中期の下降基調は崩れていない。
ドル円76.8 雲 基準線の下 転換線76.75の近辺 ボリンジャー TPの下 MACD RCIは横ばい。膠着状況だが、ドルの上値は切下がってきている。
ユーロ円 102.8雲 基準線の下 転換線102.84の近辺 ボリンジャーはマイナスσのすぐ上、 MACD RCIは上昇。下落の勢いはやや弱まってきているものの、なお基準線は下落しており、TP(25日)も下向きなのでいるものの、下げ止まったとは言いにくい。
9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が10万3000人増加。予想の6万人を上回ったものの、失業率は9.1%と横ばい。ただスペインとイタリアの国債をフィッチが格下げしたことで、ダウは下落。VIX指数はなお36あたりで、通貨危機にならぶ高い水準。欧州銀行ものきなみ格下げされており、欧州債務危機への警戒感がまた深まりつつあることを示唆している。
どうも先の欧州銀行への資金供給のニュースは、債務危機を解決するというよりも、ギリシャのデフォルトやPIGSの国債の格下げがもたらすショックに備えるという対処療法的な性格に過ぎないという受け止めが正しいのかもしれない。ロイターは、ドイツとフランスがEFSFの資金を銀行に注入するのに用いるかどうかをめぐって対立していると報じている。PIGSの国債を抱えるフランスの銀行に、フランスの政府資金が投入されると、フランス国債のAAAの格付けが取り消されることを懸念しているようだ。破綻に瀕した銀行の処理をめぐって、どの資金をどのように使うかについて、EU内部でもめ続けるとすれば、後手後手にまわり、金融危機をまねく可能性もある。EFSFが、想定外の事態もふくめて十二分な規模(おそらく数兆ユーロ)に拡大されるとともに、厳格な資産査定にもとづいて破綻懸念がでてきた銀行への対策が明快な形できまるまでは、綱渡りが続き、VIX指数が正常な値に戻ることは難しいかもしれない。
一方アメリカの雇用統計も、予想よりよかったとはいえ、10万人増加の半分はストの終息によるものであると考えられ、実質は5万人程度で回復基調とまではいえない。むしろ失業率が高どまっていることのほうが実態を表しており、ウオール街での抗議行動はそれを写しているように思われる。問題はオバマ大統領の雇用計画は、大統領選挙をにらんだ政治的駆け引きの道具となっており、共和党の賛成を得られにくく、また実施できたとしても、財政緊縮の状況下で、その規模も十分なインパクトを与えられるか、わからないことだ。
欧州債務危機の動きーそれを敏感に表現するVIX指数と、アメリカ経済の指標ーとりわけ雇用ーの動きに一喜一憂する展開がまだまだつづきそうだ。
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