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・・・・・・お化け・・・・・・・・怖い
米市場に「夏の幽霊」再び
米州総局編集委員 藤田和明
「1年前の夏の幽霊がまたやってきた」(UBSウェルス・マネジメント・リサーチ)。ギリシャなど欧州の債務問題と米国経済の減速懸念。まさに1年前と重なる風景に、市場参加者が身構える日々が続く。ダウ工業株30種平均は7週ぶりに週間ベースで上昇となったが、上げ幅は52ドル。反転というには力強さに欠ける。
夏の不安の再来とはいえ、その姿は同じではない。ギリシャには追加支援となる今回。民間投資家の関与論議も絡んで、欧州内の意見対立は厳しいものだ。一方でギリシャ自身の内政が混乱の度合いを増し、肝心の財政改革に動き出せるか暗雲が漂う。
米国は住宅市場の弱さが目立ってきた。雇用も減速だ。ただ非農業部門の雇用者数が減少に転じた昨年のような状況には陥っていない。大企業は好調で、経営者心理も比較的良好だ。一方で財政を巡る政治の混乱が影を落とす。
世界的に製造業の購買担当者指数(PMI)が下向き始めたのも1年前と似通うが、日本の震災による影響など短期要因も含み、同じとはいえない。新興国経済はむしろ過熱して、さらに引き締め策を強める局面だ。
振り返れば、過去3年間とも夏場の下押しを見た。それだけに市場参加者は警戒モードに入りがち。昨年はダウ平均が4月下旬の高値から7月の安値まで14%下落した。今年は4月末の高値から6%安というのが週末時点の水準だ。
広がる懸念の裏返しとして、逆に注目を集める投資対象もある。資産運用会社カンバーランド・アドバイザーズは4月末からエネルギー株の保有を一気に落とす代わりに、別のETF(上場投資信託)を増やした。「ウィズダム・ツリー・ディビデンド(配当)・金融を除く」。高配当の銘柄で組成する株価指数に連動するETFで、金融株は入っていない。
「運用資産全体の利回りを押し上げる効果があり、最近の株安の影響も小さかった」というのが同社の説明だ。一見キワモノに映る投資先かもしれないが、カンバーランドのほかにも注目する投資家が実は増えている。5月下旬からこのETFの売買高は膨らみ、週間の売買高は20万株前後と前年同期の5~9倍になっている。
このETFに注目が集まる背景を考えることは、米経済の先行きを読むうえで今の市場の視点につながる。「低成長・低金利」だ。
配当利回りに重心を移すのは、景気の底割れこそないにせよ、高い成長はそう期待できないと見るような局面だ。債券利回りは低水準に張り付いたままで、これを上回る配当利回りを提供する株式を組み入れておきたい。そんな投資心理だろう。
そこから金融株を外すのも大事なカギ。住宅価格の下落が止まらなければ、金融機関の財務状況に再び影響が及ぶ。また膨大な政府債務が解消されず、金融市場全体を圧迫する状況が続けば、金融機関の収益性は構造的に落ち込まざるをえない。日本が見てきた風景でもある。
今の環境で消去法を重ねていくと、このあたりに資金の1つの行き先が向いてくるのだ。今は米経済の「耐久テストのとき」(JPモルガン・チェース)。もちろん、夏の幽霊が恐るるにたらないとわかれば、市場の展開も変わってくる。ただ、その見極めにはなお時間を要し、市場は不安定さをはらんだままだろう。
iwatameオーナー こんばんは
予定通りなら 年後半は12000円~横ばいになるはずです
ですが 通貨の弱さがもろに出ればその夢ははかなく壊れますね
ギリシャに出せる支援策どころじゃだけなく
QE3も債務上限何か通らない噂が出てきてるみたいですし アメリカ債務が格下げされた場合を想定したのかもしれません
冷戦状態の露も米の経済を信用力に少し嫌気をさしてきたのも含めば
守るだけのマネーストック相場になるかもです・・・
ううーむ。似てますね・・・
ま、まあでも、2010年は値段は違えど良く似た形になっているので後半上昇してるのではないでしょうか?