株太(ちゅうた)さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ16件目 / 全38件次へ »
ブログ

やっとTVで…

最近、本音をコメンテーター連中が、サブプライム問題について本音を言い始めました。

今もTBSでやっていましたが、彼らの警告はいつも遅い。メディアの情報はいつの世も遅いですから、私たちは常に独自にマーケットを観察し、観察した結果マーケットはどの方向に動くのかを予想するトレーニングは必要ですね。。

以下、昨年の日記から転載します。今頃になってTVで放送しているようじゃ日本の報道力は疑われるどころか、愕然としますね。。


【2007/9/8(土) 午前 0:22から転載】

こんばんはー。
今夜、注目の米8月雇用統計の結果は、急激な落ち込みで非常に悪いものでした当然ドル円は円高。CME225も今のところ急落

サブどころか、バッドプライム問題(リスクの分散じゃなくて、米発爆弾のバラマキ)が、実態経済への影響が顕在化したことが今夜、世界に認知されてしまいましたね。政府要人は当然として、金融政策当局のプロと思われる要人ですら、その実態の把握には困難を極めた問題であることの論証の一つになりました

早速、債券格付け会社が悪者にされたりしています。これは米会計不信問題が出たときも取りざたされましたが、結局はうやむやにされたままです。格付け会社は投資家にとってはなくてはならないものですが、きちんと格付けできないということをいかに減らせるかは、金融当局の姿勢が反映されますね(どの国でも…)

●長期債マーケットでは、債券から株へのシフトが一部見られていましたが、短期債マーケットではリスク回避の動きが、ずーっと続いていたのが印象的です

●米政府要人、米金融政策当局要人、彼らですら実態がつかめていない。つまりサブプライム問題をなめていたのはしょうがありませんが、果たしてどこまで傷が深いのか未だに不明

と、ここまでは今まで起きたこと…
これからは、将来起きると思われることを頭を整理する意味でバッドシュミレートです

■雇用に影響が出始めたばかりですが、これが拡大するとやっかいです。消費の落ち込みを連想すると同時に賃金動向も注意でしょうか

■消費に行く前にもう一つ、住宅ローン市場の悪化についてです。既に日本のバブル崩壊の時と同様に担保価値が下がり、ローンの借り換えをしたくても、家を買った人は首が回らない状態です。この差し押さえ状況のニュースもその都度、マーケットで蒸し返されるでしょうね。他のバッドニュースも同様ですね

■仕事がなくなり、住宅ローン返済がきつくなり、消費が減退。まさに今まで動いてきたことと逆に歯車  が回転し始めると、あれよあれよとリセッション入りです。仮に米国内経済がそのように動いたとし て、どこまでダウ銘柄は新興国で稼げるでしょうか?新興国も将来景気減速し、そのタイミングが米リセッションと重なると、更なる負のスパイラルは加速します。(ガクブル…

■お金を貸す人、借りる人、お互いの信用が無くなってくると、お金の流れが悪くなり始めるので、人は生きていく上であらゆるリスクに敏感になってしまいますね。こんな悲観的な私でも、日本株はあふぉの一つ覚えですが(w 騰がると思っています。騰がる時期が後ろにずれ込むだけです。騰がると信じないと株の買いなんてやってられません。資本主義の歴史はインフレの歴史。ようは一応、出来るだけ安いと思われるところで買いたいです。

■色々と考えても今ここで答えが出るわけではないので、ここらあたりで止めて起きますm(_ _)m
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    マスコミ報道を鵜呑みにしないことを今日も再確認できたところですが。米政府は金がないので暫定で米GDP比1%の景気対策ををブッシュが表明しましたが…

    マーケットは日本の土地神話崩壊を良く覚えていて、そんな対策で十分なのと、木金米国市場の受け止めです

    日本のバブルは約76兆円が消えました。ほとんど一国集中
    米発サブプライム問題は、欧米各国のアナリストによると当初、10兆円、17兆円、33兆円、今は50兆円をその焦げ付きが越えるのではないかといい始めています。

    彼らの、この損失予想金額はどこまで膨張するか知りませんが、世界中にばら撒いているのですよね。米が作った金融システムが逆にその作った本人に牙をむいて襲いかかろうとしています。日本の3メガバンクによる資金提供は早過ぎたのでは?この資金が、もし焦げ付いたら単なるお人よしと言われてもしょうがないですね。。