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1日新値法の有効証明
1日新値法は単純明快で誰でもいつからでも実施できる。現物買いだけでも運用は可能だ。震災後の東京電力の運用ではかなりの成果を公開であげることができたので、この運用法が有用であることを示す一例を明示できたと思う。この際だから1日新値法を開発したときのデータを公開しようと思う。
添付の図は2000年から2008年までのシミュレーション結果を示す。横軸は個別の銘柄の1ケ月の変化率(Max/Min)の年ごとの平均値、縦軸はその年の年間利益率を示す。利益率200%は3倍と同じです。運用は信用取引の単利運用。元手を100万円とすると売りも買いも毎回100万円まで。手数料、金利は計算に入ってない。点の色と形が同じものは同じ銘柄のデータである。変化率が大きいほど利益率も上がっているのは明白だが、その分布は大きくプラス側に偏っていることもよく判る。平均変化率が1.20以下でも利益率平均はプラスになっている。左下の水色菱形の点は東京電力である。このような明白に月間変動率が低い銘柄は1日新値法では避けるべきである。余計なことを迷わずに月間変動率が高いと期待できる銘柄を分散してポートフォリオを組み、1日新値法で運用すればそれなりの収益が期待できると確信している。複利運用をすれば回転が効くのでよりよい成果が期待できる。
月間変動率が高いと期待できる銘柄はどんな銘柄だろうか。ひとつはその時代に社会的関心を集めている事柄に関連する銘柄。もう一つは中小型株である。低位株は変動率は高いけれど、窓を開けやすく当たり外れが大きい(リスクが大きい)。意外なことだが日経平均採用銘柄も外乱を受けやすく似た傾向がある。過去のボラティリティーが高ければ今後も高いと期待できると思う。将来を明確に予測することは難しいがこのくらいの基準で銘柄選別することは誰でもできることだろう。銘柄数はできれば10銘柄くらい。分散するほどリスクは下がり、運用成績は安定する傾向がある。上げ相場がベストで下げ相場でもOKだが持合い相場には弱い。勝率は35%~40%程度なので負けが続くことも多い。
なぜ公開するかといえば彗星の発見を公表するようなものだ。私が公表することで得をすることもないけれど損をすることもないし、参考にしてもらえるならそれだけでも嬉しいことだと思う。ただ、理解はすぐにできても実際にこれで運用できる人は多くはないと思う。何故ならこのシステムでも当然ドローダウンはあるので心理的に継続することが難しいことと、毎日機械的に処理することが多くなるので面白みがなく射幸心を満たすこともできないからだ。
VIX先物ETF投資の同胞が得られて嬉しいかぎりです。
VIXの10年足チャートでは2006年12月ころは10を割り込んでいるときもありましたし、歴史上最安値は8.2('94.07)だそうですから、現在の15弱ではまだ底に届いていないという感じはします。でも時間を味方につけておけばいつか必ず20は越えるのは確実でしょう。まあ底を買うのは無理ですし、絶対にゼロにはならないので気長に積み立てを続けていればいいと考えています。アメリカは今金融緩和で株が上がっているので恐怖指数としてはもうしばらく低迷が続くかなと思っています。ドルコスト平均法は定期的なナンピンですから、次回はたくさん買えて幸せと考えたいと思います。
○今回の日記ではないのですが<VIX先物指数>についての日記を以前拝見しまして<VIX先物指数は長期投資対象銘柄でドル・コスト平均法で運用すれば良い>と書かれていて共感しました。先週8700円の値段で約定しました。(上場してから値段は右肩下がりですが米国株もそろそろ天井だと判断してスタートしました)リーマンショックの時にはVIX指数は一気に80を超えましたが現在は20を割り込んでいるようですね。VIX先物指数のチャートを観察すると転換点は近づいているように見えてきますが現在の水準をどのようにお考えでしょうか?もしよろしければ少しご教授お願いします。