ひさっちさんのブログ

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マンション業界を取り巻く環境がやばそうだ

この記事読むと、マンション株やREITには手を出しにくいかな。
今期より来期の方がもっとやばそうな気もしてきた。
完成在庫が膨らむと売り手の固定資産税負担もバカにならないものね。
数字として本格的に表面化して事態の深刻さが意識されるのはこれからかもね。


第80回
新築マンション、3月まで投げ売り~2008年 住宅市場展望
さくら事務所取締役会長 長嶋 修氏
2008年1月9日


 2007年の住宅業界は、次々と飛び込んでくるニュースに翻弄された1年だった。建築基準法改正に伴う建築確認申請の遅れによる混乱や、建材メーカー ニチアスによる耐火建材性能偽装、サブプライム問題などなど。

 年が明けてもサブプライム問題の余波は冷めやらず、新築マンション販売も依然として急ブレーキがかかったまま。中古住宅の流通市場までもが減速感の見え始めている状況である。

 今年の住宅業界は一体どうなっていくのだろうか。今回、新築マンションと中古住宅について、2008年の住宅市場を展望してみた。

新築マンション市場:3月までは投げ売り、さらに着工減
 新築マンション市場は、2006年度まで絶好調だった。マンション用地価格の高騰、資材価格の上昇などの要因から、「新価格」「新々価格」などと販売価格を上げながら次々に売り出されていた。

 だが、2007年度に入って状況は一変した。一部の事例をのぞいて、販売はものの見事に失敗した。購入者は所得が上昇しているわけでもなく、買いたくても買えなかったことがその一因である。金融機関も軒並み、マンションデベロッパーに対する事業資金を露骨に絞り始めた。業界にとってはまさに、受難の年だったといえる。

 建築基準法の改正に伴う建築確認の遅れ、販売時期のずれ込みは、期せずして市場の在庫調整期間となった。どのみち、予定通り売り出したところで在庫数を増やすだけだったのだ。今年3月までは、相当程度の在庫処分セールがあるだろう。

 マンション用地取得の最大のライバルはREITやファンドだが、事業を途中で断念するファンドも現れ始めた。サブプライム問題の余波を受けて金融機関から事業融資を絞られている影響がここにも表れている。これまでのように、入札形式で争うような、乱暴なマンション用地価格の取得はなりを潜めるだろう。

 マンション用地価格は2007年が天井だった。これからは徐々に下がり始めるだろう。イージーな企画や建物のグレードダウンは購入者に受け入れられないため、折からの資材価格のコスト上昇分も、用地価格の下落圧力となるはずだ。

 ただ、今年の税制改正で固定資産税の減額措置や登録免許税の特例措置などが延長され、金利の先高感も見られないことなどから、年央には在庫調整も終わるのではないだろうか。マンション購入層はいつの時代にも、一定程度は存在する。今はただ、価格が高すぎるだけだ。販売価格がこなれてきたところで消費税増税のムードが高まれば、購入意欲に火がつくことも考えられる。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/g/80/
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4件のコメントがあります
  • イメージ
    ひさっちさん
    2008/1/13 15:33
    はなさか兄さん


    お気の毒です
    しかしまだまだ下がりそうですし、どなっちゃうんでしょうね
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    ひさっちさん
    2008/1/13 15:31
    氷原のキツネ 株将軍さん


    確かに面白い話ですが、
    何故か心の底から笑えない自分がいます。
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    はなさか兄さん
    2008/1/13 12:16
    こんにちは

    12月に配当とりにいった不動産銘柄が半値以下に、、、。
    直前で買って、わずかに上昇したものが笑ったようです。
  • イメージ
    ↓面白いお話見つけたヨン^^

    プロジェクトX~挑戦者たち

    ヒューザーの挑戦。奇跡の100平米マンション。

    そのとき、小島は意外な事を言った。
    鉄筋を減らしてみたらどうだろう。
    姉歯は戸惑った。
    RC造を人体に例えると、コンクリートは肉、鉄筋は骨にあたる。
    それを減らそうと言うのだ。
    無理です。出来ません。
    小島は思わず叫んだ。
    俺たちがやらずに誰がやるんだ。俺たちの手で造り上げるんだ。
    男の熱い思いに、姉歯は心をうたれた。
    技術者の血が騒いだ。
    やらせてください。
    夜を徹しての設計作業が始まった。

    鉄筋を減らし、材料費を削り、耐震性は確保する。
    まったく矛盾する作業だった。
    技術的に不可能と思われた。
    他の設計士にも相談した。
    文献も読みあさった。
    しかし、出てくる答えは一つ、「不可能」。
    しかし姉歯は思った。
    「出来る、いやできると信じなければ出来ない」
    姉歯は図面を引いた、繰り返し、繰り返し、、、
    一日がすぎ、一週間がすぎ、一ヶ月が過ぎようとしていた。
    しかし、図面は上がらなかった。
    頭の中には一つの言葉しか出てこなかった「不可能」。
    そのとき、姉歯はふと思った。
    「不可能なんだ、不可能なことをやろうとしているんだ、」

    そこへ木村が現れた。
    そしてこうつぶやいた。
    「考え方を変えるんだ。」
    「耐震性を保つと言うことはどういうことか、考え方の根本を変えるんだ」
    姉歯には理解が出来なかった。
    木村はこう続けた。

    「耐震性があるということは、実際の地震で建物が倒れる
    危険性が無いと言うことだろうか?
    いや、設計士にとって、耐震性があるということは、建築確認で
    耐震性があると認められることなのではないか。」

    暗闇に光がさした気がした。
    姉歯は、また机に向かった。

    小嶋は、確認申請を提出した。
    書類を検査したのはイーホームズだった。

    自信があった。

    「必ず通る、いや通して見せる」
    そして、運命の日。

    「建築確認申請通過」

    不可能だと思われていた。
    いや誰もが不可能だと信じて疑わなかった。
    しかし、それが可能になった瞬間だった。

    姉歯、小嶋、木村、内河
    朝まで飲み明かした。
    内河が言った。
    「よし、どんどん行くぞ、」
    小嶋が言った。
    「ヒューザースタンダードの確立だ」
    木村が言った。
    「熊本から世界へ」
    姉歯は、充足感に包まれ、ただ涙を流していた。

    http://www.e-mansion.co.jp/cgi-local/mibbs.cgi?mode=point&fol=mandeve&tn=0097