先週は月曜日は堅調、火曜日~木曜日がカダフィーショックとも言えるリビア問題で各国株価指数は大下げ、為替市場もUSD/JPYは4営業日続落とさえませんでした。
私は、火曜日の夕方からEUR/USDを買い、その日のうちに手仕舞い。以降金曜日の夜まで仮眠で数時間を寝た以外はずっと起きたままでした。リーマンショックもギリシャショックも張り付いて見た経験がないのでパニック相場の状況を、為替、株式、債券、商品とあわせてにらんでおりました。(実際にトレードしたのは為替と株価指数と金、原油のみです)
この間、FXではAUD/USD , AUD/JPY を買い、こういう時には私の中ではもうお約束となりつつある GBP/CHF を叩き売り。(500pips以上下落!ご馳走様でした)というポジションでした。AUDロングは以下の理由です。
・原油が高騰するならば資源ということでAUDは騰がり易い
・金も高騰していたのでいよいよ間違いないのではないか?
・有事のドル買い・・・と水曜日はならなかったのでここはAUD買いでOKなのでは??
・リビアと地学的に離れていてこの問題の悪影響は受けにくい
・したがって、リビア問題での資源高騰の恩恵はあっても、地学的に悪影響は受けにくいので騰がるしかない
金曜日の15:00から打ち合わせだったこと、欧州組本格参戦後はGDP発表、週末手仕舞い等でどう動くのか張り付いてないと把握できないので全てのポジションは金曜日の14:30過ぎに手仕舞いました。打ち合わせ後は眠気が限界になったこともあり、久々に終電よりも前の電車で帰宅、ひたすら寝ておりました。しかし・・・AUDはどんなに調子がよくても1.0150 は超えないと思っていましたが、凄い吹き上がり方ですねぇ・・・。今回の様なケースの場合
・リビア問題が大きく取り上げられ原油が騰がれば騰がる!
・リビア問題が解消に向かえばリスク選好となってやっぱり騰がる!
ということなのでしょう。
それにしても・・・この一週間のNKの下げ・・・去年の春に『20年ぶりの大相場がやってきた!』なんて言ってた武者さんの強気発言のタイミングに見事に一致・・・本当に裏目大明神ですねぇ。
来週はいよいよ毎月最大の楽しみのひとつでもある雇用統計ですね!がんばってまいりましょう!
以下、過去一年の各月最終営業日の上昇/下落度合いです。週末、月末、年度末はこれ自体が原因となり普段と違う動きをする面がありますので参考までに以下に記しました。USD/JPYが極めて弱いのに対し、EUR/USDが非常に強いです。
USD/JPY EUR/USD
2/26 金 -12.5(↓) +84.1(↑)
3/31 水 +70.4(↑) +96.7(↑)
4/30 金 -18.0(↓) +29.4(↑)
5/31 月 +16.6(↑) +31.5(↑)
6/30 水 -16.7(↓) +49.7(↑)
7/30 金 -29.6(↓) -28.3(↓)
8/31 火 -41.5(↓) +17.3(↑)
9/30 木 -17.3(↓) +6.7(↑)
10/29 金 -63.6(↓) +17.0(↑)
11/30 火 -57.1(↓) -143.2(↓)
12/31 金 -52.2(↓) +82.8(↑)
1/31 月 +2.7(↑) +82.8(↑)

