ストリートアナリストさんのブログ
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社会人大学院修了後の行方
私は8年前に社会人大学院を修了しましたが、今日同窓会がありました。
修了後の進路は人それぞれで、私のように紆余曲折した人と、そのまま同じ企業に勤め続けている人に分かれました。
どっちが良い状況になったかというと、経済的には転職をしていない人に軍配が上がりました。
独立した人は私も含めて、みなさんかなり悲惨な状況になってしまっています。
これまで8年間の社会状況を考えると、独立して良い結果の出る時代ではなかったと思いますが、社会人大学院に対する期待とは違った結果になっています。
組織の中で生きるには、余計な知識つけてしまったし、外に飛び出しても簡単に仕事は来ない...という状況に陥ってしまいます。
ただ、みなさんすごく前向きに生きていて、やりがいのある仕事を得る機会としては、社会人大学院は良い場なのではないかと思っています。
凄いですね、社会人大学院出られてMBAもとられたんですよね。
私など地方にいるともう通学もできないので諦めています。学費も安くないです
しね。
でも、景気後退など社会情勢が良くなかったこともあるかもしれませんが、
日本の社会として、こうしたキャリアを受け入れる仕組み、転職の仕組み
制度が未熟だから、うまく溶け込めないのかもしれませんね。
実際社会での実務と大学で学ぶ学問との差が大きいのも問題かもしれません。
このあたりがまだまだ日本の未熟な部分じゃあないのかって思っています。
しかしながら、みなさんバイタリティーは十分持っていて頼もしそうに見えます。
難しいところがあるかもしれませんねぇ・・・
私も大学院まで進んだ人を多く知ってるんですが
就職しても、数年でほとんどやめているのが実情で
続けてる人のほうが少ないです・・・
所得で言うと短い期間では、私のような大卒を抜いてるかもなんですが
長めで見ると所得は安定せずっていう人が多いんです・・・
>みなさんすごく前向きに生きていて、やりがいのある仕事を得る機会
これが一番いいことだとおもうんですよね!(o゚ω゚))コクコク
人材の流動化が進まないなど、社会の新陳代謝が進まない状況では、どんなにキャリアを積んでも、一旦組織を出たらおしまい、になってしまいます。
長く勤める人を優遇する制度も大事ですが、チャレンジする人を支援する社会にならないと、今の閉塞感を打破できないのではないか、とも思います。
> 実際社会での実務と大学で学ぶ学問との差が大きいのも問題かもしれません
これは本当にその通りで、ちょっと勉強したくらいで社会で役に立ったらどれだけ簡単か...と思います。勉強したことを役立てるためには、実務経験が絶対に必要ですが、MBA取得した後に経験を積み機会もない人が結構多くて、もったいない気がしました。
青い鳥症候群とでも言いましょうか、せっかく勉強したのだから、もっと認められたいと、転職を繰り返してしまう人も多く見られました。
さらにもう一回他の大学院に入って勉強を続ける人も結構いました。
勉強が人生の目的、みたいになってしまうと、社会を漂流し続けるような感じがしてしまいます。
ただ、誰と話しても上司や部下の悪口や職場への不満などを言う人はおらず、前向きに人生を捉えているのが印象的でした。
社会人大学院ですか、ストリートアナリストさんは勉強家ですね♪
ところで、アメリカでは失業したら大学院や大学に戻って勉強して、
その後はその(学んだ)キャリアが評価されて採用に有利だと聞きましたが、
日本ではどうなんでしょうか?
同じような認識なら、
たとえ不況でリストラされても「よ~し、学びなおして出直しだ!」って前向きに歩めるのですが。
私の経験からすると、転職や再就職の際には、これまでの仕事でどのような経験や実績を上げてきたか、その経験にはどのような価値があるかが、もっとも判断されます。
勉強してキャリアアップを実現するのは、かなり難しいと思います。
むしろ今やっている業務が、社会的にどれくらい評価されるのかを、市場価値で図りながら、もし高い市場価値を持つ仕事があれば、積極的に手を上げるべきかと思います。
おっしゃる通り、大卒の新社会人はともかく、35歳をすぎると、途端に、受け入れてくれる市場が小さくなります。勉強よりも実務経験重視ですしね、その歳になると、家族持ちの場合が多いので、どうしても、そこそこの年収がないとやっていけません。
勉強してキャリアアップをするには、会社をやめずにできる方策を練るのが一番ですね。ただ、そうやって外の世界を知ると、自分が会社の多くの従業員が、外に出ていかない(または出ていけない)が故に、井の中の蛙状態になっている事もわかります。
私も時々、ビジネススクールに行き、ビジネス知識を学びに行きますが、その度に異業種交流とかすると、すごい刺激になります。ところが、自社に持ち帰り、その話をしても、社内の人の動きが変わるかというと・・・変わんないですね。昨年、人材育成担当になって(只今お休み中ですが)、それが、単に、本人だけの問題ではないということもわかってきました。
せっかく得た知識、直ぐではなくても、活かせるようなインフラができあがることが私の想いです。
外の世界を経験するたびに、ますます社内から浮いてしまう...現実は厳しいです。
私の場合、もともと技術系だったこともあり、技術と経営がわかる人間になろうと、大学院に勉強に行きました。
技術と経営がわかる人材が必要かと問われれば、全員がイエスと答えるでしょうが、じゃあ部下に欲しいかと聞かれると、イエスとは答えにくいのです。
まさに総論賛成、各論反対の罠にはまってしまった感じでした。
> せっかく得た知識、直ぐではなくても、活かせるようなインフラができあがることが私の想いです。
すばらしいです。
外部で得た知識を仕事で試して、失敗しながらも成長できるようなインフラがあるとうれしいですね♪