はるるっぴさんのブログ

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通貨危機に備える

素人のひとりごと日記です。

 

金利上昇には、良い金利上昇と悪い金利上昇がある。
同じようにドル安にも、良いドル安と悪いドル安がある。

 

アメリカの中央銀行(正しくは私有銀行)は、伝統的な金利引き下げだけでは
景気回復の見通しが立たない。

 

頼みとする財政出動もいずれ限界がくる。
そこで、非伝統的な手法により
大量に資金を供給している。

 

わかりやすく書くと
お札をヘリコプターからバラまいている。

 

FRBのバーナンキ議長のハンドルネームは
ヘリコプター・ベン

 

空から、お札がバラまかれると
最初は、拾うかもしれないが、あまりにも大量にバラまかれているとわかると
拾わなくなるかもしれない。

 

バラまくのは簡単ですが
回収するのは、大変でしょう。

 

ドル安の裏側に商品価格の上昇がある。
そのため新興国が大変になっている。

 

今、先進国の政策当局は、何とかフタをしてしのいでいる。

 

FRBなどが保有するMBS(住宅ローン担保証券)は、市場で売却できない。

誰も買う人がいないから、FRBが買っている。

もし、売却すれば暴落するので売却できない。

 

時間を稼いで、新興国経済などで回復するのを待っていると考えることもできる。

 

しかし、中国は自国が世界経済をリードできないと言っている。

 

(上海株と香港H株と重複するところもあるのに値動きが違う。

 H株の株価上昇は、空売りの買い戻しが主力かもしれない。)

 

 前からあったが
中国でも暴動が社会問題になっている

 

・・・

 

特に資源のない東欧などの新興国が大変だと思う。
そこにお金を貸している先進国も大変になる。

 

CDSなど経由して
この「負の循環」が続いているような感じもする。

 

教科書を復習すると

 

1985年プラザ合意より
1ドル240円から200円割れになり
日本は、円高不況で輸出産業が打撃を受けた。

 

日銀は、公定歩合を5%から2.5%へ引き下げ
日本のバブルが始まった。

 

1989年日本のバブルは
日経平均38915円くらいで崩壊して
約10ヶ月で20221円くらいまで下落した。

 

当時、日銀は景気が悪くなっているのに
金利を上げた。

 

まず、建設会社が厳しい状況になった。

 

くわしくは、以前もご紹介した

「円の支配者」

リチャード・A・ヴェルナー氏著

 

今回の世界金融危機は
過剰流動性、過剰消費によって発生しており
同じことをして解決するのは、容易ではない。

 

本当は、日本のバブル崩壊を経験された
ご年配の投資家が一番わかるはずなのですが・・・


複雑な国際金融はメチャメチャ難しい。

 

足元、需給ギャップが大きく
これを埋めるために、多くの企業はリストラをするしかない。

そうしないと赤字になる。

日本電産のような優秀な経営者がいる会社は例外です。

 

就職活動中の学生は、厳しい現実を肌で感じているが
どうしてそうなったのか、理解している学生は少ない。

 

金融緩和が限界になれば
次に来ると想定できるひとつは

「通貨危機」になるかもしれない。

 

世の中、想像できることは起きる
なぜならば、想像もできないことが起きるから

 

たくさんのことを想定できる人が
優秀な人なのでしょう。

 

世の中、わたしも含め、能力のある方が圧倒的に少ない。
中途半端に賢い人がテレビなどに登場するので注意したい。

 

日本のバブル崩壊よりさらに
デリバティブによってバージョンアップした
世界バブル崩壊の危機感を持っている。(個人的な考え)

 

わたしは、今日明日起きることを書いていません。

短期的に株価が上昇するか、調整するかわかりません。

 

以前の日記にも書きましたが

世界で借金の比率が高いのは

 

ジンバブエ

日本

ジャマイカになる。

 

第一位のジンバブエは、おととし2億3000万パーセントのハイパーインフレになった。

もちろん、日本と単純に比較できません。

日本国債で考えると、円は国際化されていないところもある。

 

 

楽しいことも考えながら
現実の厳しい認識も持つ

 

わかる人だけ、万が一の「通貨危機」に対して準備をしたいものです。

 

そのひとつが人と人との輪を大切にすることかもしれません。

 

「備えあれば憂いなし」

 


 

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