あさっての投資家さんのブログ
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人は分かりやすい目方に囚われる
日産マーチが26Km/L。
ダイハツが軽のムーヴで27Km/L。
そのうちマツダが30Km/Lの車を出すと息巻いている、
自動車各社の燃費競争。
ちょっと値が張るHV車よりも、安くて燃費の良いガソリン車
…というのがHVを持たない各社の狙い。
その燃費競争を支える技術のひとつが、アイドリング・ストップ機能。
マツダなどがiストップを全面的にPRして、
アイドリング・ストップも広く認知された。
以前からあった技術だったのだけど、
表舞台に立たされてハイブリッド技術の対抗馬にされた格好だ。
でもこの技術って、エンジンを切ったり入れたりするから、
バッテリーに結構負荷がかかりそうだよな…
なんて思ったり。
でも、技術の向上でカバーされているのだろうな、きっと。
(おっと、横道にそれました。失礼!)
それ自体は結構な事だけれど、
その延長線上にあるものを私たちは認識しているだろうか?
いらない機能をふんだんに付けた携帯、
3D技術を駆使し過ぎて面白みの無いゲーム、
ハイスペック競争に明け暮れるテレビ…
程々にしておけば良い商品になるはずが、
いつの間にか、作り手の自己満足品に成り下がっている。
今のところはまだ良いけれど、
分かりやすい定規のめもりにばかり追求し、大事なものを失わないようにしてもらいたいものだ。
目に留まる数値に囚われて、本質を見失っていないだろうか?
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関連銘柄:
マツダ(7261) 日産自動車(7201) ダイハツ工業(7262) -
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この日記、いい言葉がいっぱいですね♪
「人は分かりやすい目方に囚われる」
「作り手の自己満足品に成り下がっている」
うんうん、同感です。
コメントありがとうございます。
>この日記、いい言葉がいっぱいですね♪
お褒めの言葉、とても嬉しく思います(^^#)
>「人は分かりやすい目方に囚われる」
>「作り手の自己満足品に成り下がっている」
>うんうん、同感です。
日本の企業の事を指しているのですが、
私自身の戒めも含めて日記に書きました。
仕事で良かれと思ってやったことが蛇足になったり…
必要な事と十分なこととを念頭に置き、仕事をしたいものです(汗)
>いつの間にか、作り手の自己満足品に成り下がっている。
同感ですぅ
電子レンジは単機能と多機能などうまく棲み分けできてますね
ケータイやPCやテレビは必要以上の多機種になり、売れ行きの劣勢メーカーになるともう大変です・・・・
出来上がった製品は拡売費を付けて早く売り切りしなくちゃいけませんし、ラインの切り替えや、仕掛かり品の処分リサイクル、印刷物の廃棄などなど・・・・
コメントありがとうございます。
>同感ですぅ
そうですよね。恐らく初めのうちは、「これが欲しい、あれが必要」っていうユーザーの声や手持ちの技術を生かそうとしたのだと思うのですが…
>電子レンジは単機能と多機能などうまく棲み分けできてますね
>ケータイやPCやテレビは必要以上の多機種になり、売れ行きの劣勢メーカーになるともう大変です・・・・
なるほど、レンジはお手ごろ品から、多機能品までまんべんなくある印象です。
ご指摘の通りですね。
>出来上がった製品は拡売費を付けて早く売り切りしなくちゃいけませんし、ラインの切り替えや、仕掛かり品の処分リサイクル、印刷物の廃棄などなど・・・・
息の長いロングセラーってのは、デジタル品では難しいのかもしれませんね。
ただ、的を絞ればもっと効率的に開発できると思うのですが…(^^;)
むかし、アイドリングストップ対応のバイクに乗っていました。
信号待ちでエンジン止まると、余計な振動がなくて、結構快適でした。
ただし燃費向上には、ほとんど関係しないのではないかと思いました。当時のメーカー発表でも3%の燃費向上とのことでしたので。
あと、エンジンスターターに負荷がかかり、走行距離が長くなってくると、エンジンがかかりにくくなります。
私は燃費向上のためには、カーボン素材活用など、軽量化が一番で、各メーカーも軽量化を進めてもらいたいと願っています。
「人の目はみた目に奪われて、本質を見失う」
その通りだと思います。
今のケイタイはガソリンスタンドがティッシュを配るのと同じ商法だと思います。商品の本質で差を付けにくいから、さして重要ではない付属品をつけて差別化する他ない。今の車も本質は同じ。差別化が難しくなってきている。
リッター当たり数キロの違い。それも燃費ゲットの一部グレードの数字をアピールしたところで、実質燃費は使用者の誤差の範囲でしかないです。
本質的な技術で言えば、複合素材による大幅な軽量化技術です。
車の重量を3分の2にすれば、普通に燃費は上がる。
日本が世界に先駆けて複合素材のコストダウンに成功すれば、黙っていても車は売れます。
国がやるべき仕事は、現状の問題を解決する本質的な手段に投資すること。
そこに尽きるでしょう。
コメントありがとうございます。
返事が遅れました (^^;)
>信号待ちでエンジン止まると、余計な振動がなくて、結構快適でした。
>ただし燃費向上には、ほとんど関係しないのではないかと思いました。当時のメーカー発表でも3%の燃費向上とのことでしたので。
なるほど、二輪だと信号待ち時に振動がなくなると快適になるのですね。
燃費3%は…あまり燃費向上を実感できませんね(汗)
>あと、エンジンスターターに負荷がかかり、走行距離が長くなってくると、エンジンがかかりにくくなります。
やはり、別の部分に負荷がかかるのですね…
最近のは大丈夫なのかしらん?(どこまで技術向上でカバーできているのでしょう)
>私は燃費向上のためには、カーボン素材活用など、軽量化が一番で、各メーカーも軽量化を進めてもらいたいと願っています。
確かに、一番手っ取り早いのが軽量化ですね。
カーボンにアルミに、新素材に。鉄と比べるとまだまだ割高ですが、
メーカーの知恵の絞りどころですね!
返事が遅れてしまいました(汗)
コメントありがとうございます。
>今のケイタイはガソリンスタンドがティッシュを配るのと同じ商法だと思います。商品の本質で差を付けにくいから、さして重要ではない付属品をつけて差別化する他ない。今の車も本質は同じ。差別化が難しくなってきている。
確かに、車そのものは既に成熟化し、差別化が難しくなっていますね。
「この車でないと!」というのは、ブランドイメージの部分が大きいと思います。
>リッター当たり数キロの違い。それも燃費ゲットの一部グレードの数字をアピールしたところで、実質燃費は使用者の誤差の範囲でしかないです。
確かに。同じ車種なのに、グレードが違うと燃費数値に結構がありますね(^^)
そもそも数キロって数字も、実用ではそんな良い値は出ないですし(汗)
>本質的な技術で言えば、複合素材による大幅な軽量化技術です。
>車の重量を3分の2にすれば、普通に燃費は上がる。
大幅な軽量化が出来れば、格段に燃費が改善されますね。
ご指摘の通り、2つ以上の素材を組み合わせて軽さと強度を備えた素晴しいものが出来ると良いですね。
ここは素材メーカーの出番でしょうか。
>日本が世界に先駆けて複合素材のコストダウンに成功すれば、黙っていても車は売れます。
>国がやるべき仕事は、現状の問題を解決する本質的な手段に投資すること。
>そこに尽きるでしょう。
革新的な素材が出れば、車に限らず飛行機や電車などにも使えそうですね。
国は…青息吐息なので、民間レベルで何とかせねばならないのが現状でしょうか…。