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証券投資集中講座 【感想】

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東証と名証の共催講座に参加してきた感想です。東証内の東証アカデミー事務局の方が講師を務め、極めてアカデミックな内容でした。

<投資商品に関する基礎知識>
投資対象商品にはどのようなものがあるのか、預貯金・債券・株式の違いとは何か、といった基本的な話から始まり、外貨預金や仕組み債の落とし穴といった興味深い話までとても分かり易い説明でした。

外貨預金は一見、利率が良さそうに見えますが、満期時に運良く(?)為替差益を得られないと為替手数料で利回りはマイナスになってしまうことの方が多いようです。仕組み債は償還時に想定以上の為替差益が出ても顧客には還元されず、為替差損が出る場合には顧客が全て被るという仕組みで、機関投資家のようなプロは手を出さない金融商品のようです。

<資産運用の手順とポイント>
安全性、流動性と収益性とは両立できない。収益性の高い金融資産は安全性、流動性が低いので、ライフプランを立てた場合の余剰資金の範囲に留めておくことが堅実のようです。もしも教育資金や住宅資金を収益性の高い金融資産で運用しようとする場合は、運用期間や損失許容額をシビアに管理する必要があるようです。

リスク分散を株式投資の中で考えた場合の基本的な考え方。
景気敏感株・・・素材関連(資源・化学・鉄鋼)、設備投資関連(機械)、海運
ディフェンシブ株・・・食品・薬品・電力・ガス
内需関連株・・・消費関連(卸・小売)、建設、不動産
外需関連株・・・自動車、電機、精密
円高メリット株・・・紙パルプ、化学、電力、ガス
円安メリット株・・・自動車、電機、精密
金利敏感株・・・建設、不動産、金融
一次産品関連株・・・資源、石油、商社

<株式投資と会社情報の収集・分析>
会社四季報が日経会社情報よりも優れている点として、独自の分析を加えていることが上げられる。
企業業績、財務諸表の見方として、キリンHの決算短信を教材にして留意すべきポイントの解説があった。
キャッシュフロー計算書における理想的な状態として、営業CF(+)、投資CF(-)、財務CF(-)が上げられた。これは見方を変えるとハイリスクではないのでハイリターンは見込めないともいえるかもしれませんね。

なかなか充実した内容でしたが、用意されていた資料から察するにもう一時間くらいセミナーの時間があっても良かったのかもしれません。ただ、流石に昼食後は断続的に30分ほど気を失ってしまい(笑)、講師の方には申し訳なかったかなと思います。
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2件のコメントがあります
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    フォーナインさん
    2010/12/13 00:46
    MWさん
    こんばんは。

    少しでも参考になるところがあれば幸いです。今まで基礎知識についてあまり学んだことはありませんでしたが、お金の大きな流れを理解するうえで知っておいた方が良いのかなと感じました。

    「ジョージア でら!珈琲」は午後の時間帯で睡魔に襲われどうしようもなかったので、休憩時間に自販機で見つけて一息です。おふざけ気味のパッケージデザインですが、ちゃんとしたコーヒーでした(笑)
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    MWさん
    2010/12/12 00:52
    こんばんは、フォーナインさん

    セミナーお疲れ様でした♪

    感想とても参考になります

    それと「ジョージア でら!珈琲」が
    気になってしかたがありません(笑)