呑気呆亭さんのブログ

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某証券 投資セミナー 拾遺

昨日の日記(http://minkabu.jp/blog/show/273472)で話題にした「先OPチャレンジ」会員に関して少し考えて見ることにします。 具体的には『投資顧問サービス 』という形態の業務です。
{ご注意:小生と某証券は、何ら利害関係を持っておりません。}

講師(堀川 秀樹氏)は、某証券 投資情報室(室員3名)の室長
他のメンバーは、FXチャレンジ担当さんと、モーニング@ライブのナビゲーターを務める女性投資アドバイザー。

ここでは、講師の担当する「先OPチャレンジ」に限定して考えてみます。

◎先OPチャレンジ300会員  (料金 6ヶ月 :315,000円(税込み))
株価指数先物取引、オプション取引の具体的な売買指示をメールにて提供します。350万円以上の投資元本で、年間300万円程度の利益を目指します。

◎先OPチャレンジ1000会員  (料金 6ヶ月 :756,000円(税込み))
株価指数先物取引、オプション取引の具体的な売買指示をメールにて提供します。1,100万円以上の投資元本で、年間1,000万円程度の利益を目指します。

上記が、2種類の「先OPチャレンジ」に関する説明と顧問料金です。


小生が講演で聞いた、「会員は、100人程度 証拠金総額は4億円程度」という情報と、昨日のコメントでdaikonさんの書かれた、「100人弱のお客さんがいるそうです」という記述は一致しますので、これらの数字を信用することにします。

「会員100人」「証拠金総額4億円」とすれば、鶴亀算を使って、
先OPチャレンジ300会員が93人  先OPチャレンジ1000会員が7人 という計算になる。
以下の評価では、単純化して、「先OPチャレンジ300会員が100人」として議論することにします。

気になる「年間投資顧問料収入」は、63,000,000円(=315,000円×2×100) なかなかの金額です。
投資家にとって 300万円の資金を運用するのに、63万円の投資顧問料を支払うわけですから、割合にして21%。
金額もさることながら、これだけの料金を取るからには、それに見合った成果をあげる必要があります。 人気を維持するには、顧客の満足する結果を出し続ける必要があります。 投資結果を引用するつもりはありませんので、興味のある方はご自分でお調べ下さい。  (^_-)-☆
年間の利益率100%というハイリターンを目指すためには、かなりなハイリスクを覚悟する必要があるようです。 デルタを大きく傾けたりする場面もあるそうです。
もちろん、投資の最終責任は本人にありますので、指示通りに運用するかどうかを含めて自己責任です。 

講師は、先物・オプションでもずっと勝ち続けることは不可能で、年に2~3ヶ月は負ける月があって 残りの月で取り返すという感覚でないとダメと言っていました。

指値の指示も、自分だけならもっと厳しい指値をするが、顧客の指値が刺さらないと困るので、弛めの指示をするんだそうです。
ちょっと 投資顧問に同情しちゃいます。 並みの神経では務まらないでしょうね。  (^.^)/~~~
5件のコメントがあります
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    daikonさん
    2010/9/20 10:43
    こんにちは。

    投資顧問については、「naga2383の辛口トーク」のサイトで、それこそ辛口の批評を読みました(9月5日の記事)。

    チャートの壊れた銘柄の買いを推奨する、それらが怖いほど値下がりしているのに上昇した銘柄の成果を宣伝するばかり、下落は政治が悪いと言う、そんな見る意味も無いところが多いという趣旨です。

    ひまわり証券の場合は、はるかに良心的なやり方をしていると思います。
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    呑気呆亭さん
    2010/9/20 11:24
    ダイコンさん こんにちは。

    コメントありがとうございます。

    > 投資顧問については、「naga2383の辛口トーク」のサイトで、それこそ辛口の批評を読みました(9月5日の記事)。

    読ませて頂きました。 
    投資顧問業者に関しては、悪いうわさが絶えないですね。
    たとえ本人に悪意が無くても、予測が外れる事態は充分考えられます。
    それにもまして、最初から悪意を持った業者だって居そうです・・・
    小生は、投資顧問業者に直接関わった経験が無いので詳しくは知りません。
    広場の「ロマンさん」が利用していたのかな? と思っていました。


    > ひまわり証券の場合は、はるかに良心的なやり方をしていると思います。

    そんな気がします。  (^_-)-☆
    それにも増して、大変なんだろうなと感じています。
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    ISAC.WaKSさん
    2010/9/21 20:29
    遅ればせながら、投資顧問業の2つの日記拝読させていただきました。
    投資顧問業の収入の概算やら、アドバイスのレベルなど面白いですね。大変参考になりました。3人で6000万は悪くないけれど、そのすべてが収入というわけでもないでしょうから、大して割がいいとも思えませんね。年率100%ができるなら、自分のお金で投資した方が効率いいはずですし、こういう関係の顧問業って競馬場近くの出目屋さんと同じですね。
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    呑気呆亭さん
    2010/9/21 23:25
    ISAC.WaKSさん こんばんは。

    > 3人で6000万は悪くないけれど、そのすべてが収入というわけでもないでしょうから、大して割がいいとも思えませんね。

    そうです これは収入の一部です。 {FX担当者さんや他の情報サービスの収入は含まれていません} 利益は、様々な経費を差引く必要があるので もっともっと少なくなるはずです。 講師自身によれば、彼の給料は多くないそうです。   (^.^)/~~~

    実は、投資顧問業だけを単独で議論するのは間違いなんです。
    某証券は、先物・OPを取り扱っておりますので、顧客の頻繁な売買は、手数料収入を加速させるための有効な手段でもあるわけです。 
    投資情報室やアナリストは、証券会社の「顔」という側面があるので一部の機能だけを切り離して議論するのは間違いかもしれません。


    > 年率100%ができるなら、自分のお金で投資した方が効率いいはずですし、こういう関係の顧問業って競馬場近くの出目屋さんと同じですね。

    基本的には 仰る通りだと思います。 (^_-)-☆
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    ISAC.WaKSさん
    2010/9/21 23:35
    証券会社の販促の面もあるんですね。なるほど。
    これからもためになる日記、期待しています。
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