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[マネックス証券] 米国株安と円高を嫌気して日経平均続落か


昨日の米国市場は反落となりました。ダウ平均は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を午後に控え様子見気分が強まるなか、中国の7月の貿易統計で輸入が市場予想を大幅に下回ったことで、世界経済をけん引する中国の景気減速への警戒感が強まり大きく下落して始まりました。その後一時は下げ幅を150ドル近くまで広げましたが、米FOMCで緩和政策の維持が発表となると一気に下げ幅を縮め一旦は僅かにプラスとなる場面もみられました。しかし、10,700ドルで上値を押さえられると結局54ドル安の10,644ドルで取引を終えました。注目された米FOMCで米連邦準備理事会(FRB)は、保有する住宅ローン担保証券(MBS)の償還資金を米国債に再投資すると発表し、量的緩和を維持することを決定しました。また景気の現状認識を下方修正し、将来的な追加緩和を期待させる内容となりました。しかし、米FOMCの結果発表を受けてダウ平均は下げ幅を大きく縮めたものの、ある程度想定された内容であったこともあってプラスとなる場面では上値を押さえられました。本日の日本市場は続落が予想されます。昨日の米国市場が軟調となったことに加え、米FOMCの結果を受けて円相場が1ドル85円台半ばへと円高に振れていることから、企業業績悪化懸念が強まり相場の重しとなるでしょう。このため日経平均は昨日に何とか維持した9,500円の心理的な節目を割り込む場面もありそうです。円高基調にある円相場や本日も発表が予定されている中国の経済指標の結果に神経質な展開となりそうです。
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