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海運株を売買している人には興味深い出来事か-8
今年の3月、4月以来ですが、またか(笑)という感じです。中国側と豪州側はまだ揉めていたんですね。結構、長引いていると思いますが、お互い、広大な国土を有する国なので、体力には自身アリってことでしょうか(笑)
7月15日の各サイズの運賃はこんなんなってます。
BCI・・・12073(-205)
BPI・・・16331(+390)
BSI・・・17595(-355)
分かりやすく表現すると、牛丼の並盛が175円、大盛が163円、特盛が120円というネジレ現象です。最近、ネジレが流行りみたいです(笑)
海運関係の日記は久しぶりなので、過去のシリーズをリンクしておきます。
http://minkabu.jp/blog/show/222151
http://minkabu.jp/blog/show/225567
http://minkabu.jp/blog/show/227811
http://minkabu.jp/blog/show/228642
http://minkabu.jp/blog/show/229423
http://minkabu.jp/blog/show/229705
http://minkabu.jp/blog/show/232853
ついでに、こんな記事も今日でていました。
7月15日(ブルームバーグ):商船三井会長の芦田昭充氏は15日、5月下旬の4200ポイントから直近で1704ポイント(7月14日)まで6割値下がりしたバルチック海運指数(BDI:不定期船運賃指数)について、「そろそろ戻ってくると思う」と述べた。経済同友会が長野県軽井沢町で開催している夏季セミナーで、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに答えた。
芦田氏は、今回の市況悪化の背景について、中国が資源メジャーの求める四半期ごとに価格を決める新契約方式への移行を渋っているためだと解説。7-9月分の鉄鉱石価格の値上げを拒否し、鉄鋼原料の輸入を止めていることが主な原因と分析する。
また芦田氏は、「中国は無理して自国での代替生産を増やす一方で、1.3カ月分とも言われる港頭在庫をうまく使っている」と指摘。ここまでのBDIの下げにつながったとみているが、いずれは中国も鉄鋼原料の輸入を再開せざるを得ないとも話し、同指数の底打ちと反転に期待感を示した。
商船三井は不定期船運賃の約7割を固定、残りの3割をエクスポージャー(リスク資産のヘッジ)としている。同社経営陣は、現在の市況下で慌てて長期の契約を決める必要はなく、スポットで安いものを取ろうと指示、現場も「まったく右往左往していない」と芦田氏は言う。同社の第1四半期(4-6月)決算発表予定日は今月29日。芦田氏は、「かなり良い経営数値が出る見込みで、少し貯金もできる」と述べ、現在の市況変動にも冷静に対処する構えを見せた。
更新日時: 2010/07/15 18:04 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=a1ZfmGB0dUIU
ここまで下げてくると海運株のホルダーは今更、損切ってもという感じでしょうが、ショートで入っている人は中国側と豪州側の交渉の行方に注意を払った方が良さそうですね。
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こんばんは。
ネットの普及で個人にも情報が入りやすくなりました。その分、嵌め込み情報やポジショントークに触れる機会も増えてきますので、情報に触れる際は無防備にならないよう注意も必要になりますね。大雑把にいうと、それなりの機関が公表する数値は鵜呑み、投資情報の提供会社が流す情報に対しては半信半疑といったところです。
経験上、情報偏重になり過ぎると失敗することも多々あり気をつけた方が良いかなとも思います。好材料を見つけて買ってもなかなか上がらない...要は、情報が周知されないと株価も反応しないということなんですね。
以前、地味な銘柄でしたが、決算短信を読んでこれは化けると見込んだものの、なかなか上がらず一週間後に+5%で利確。2ヵ月後に株価を見たら1.5倍になっていて悔しい思いをしたことがあります(笑)
こんばんは。
またまた、ためになる情報ありがとうございます。
ここ2日程ちょっとですがプラスで引けてるので、底をつくかな?って感じですね。しかし、いろいろ調べてますね!見習いたいです。
せっかくネットがあるんだからいろいろ調べないとダメですね。勝つためには!
こんばんは。
少し気になったので日本自動車工業会のHPで自動車生産実績についても簡単に調べてみました。
1月の四輪車生産台数は753,773台で、前年同月の576,539台に比べ177,234台・30.7%の増加
2月の四輪車生産台数は841,796台で、前年同月の481,396台に比べ360,400台・74.9%の増加
3月の四輪車生産台数は945,271台で、前年同月の552,071台に比べ393,200台・71.2%の増加
4月の四輪車生産台数は731,794台で、前年同月の485,405台に比べ246,389台・50.8%の増加
5月の四輪車生産台数は708,453台で、前年同月の542,282台に比べ166,171台・30.6%の増加
国内生産分だけなのか、海外生産を含めた国内メーカーの生産分なのかは分かりませんが生産台数の回復基調は鮮明であり、中国での生産台数もおそらく同様の傾向にあると思われます。
1.3ヵ月分の鉄鉱石在庫を確保し、自国での代替生産を増加させても、自動車生産台数の急激な落ち込みがない限り、近いうちに底をつきます。底をついてからでは交渉上、中国側が圧倒的不利に立たされてしまいますので、決着へのカウントダウンは始まっているのではないかと推測しています。
ただ、中華思想のお国柄ですからね(笑)。両国政府の介入も必要かもしれません。
資源確保にまつわるドロドロぶり(笑)としては、こんな記事も参考になると思います。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090218/186483/