ぷよすけさんのブログ

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No.572 日経平均123円安円高リスク回避が加速

29日後場の日経平均株価は前日比123円27銭安の9570円67銭と3日続落。終値で6月10日以来、約2週間半ぶりに9600円を割り込んだ。円の上昇を反映し、先物主導でリスク回避の動きが加速した。アジア株の全面安も重し。円高の背景には、中東で資金繰りへの懸念が強まっているとの見方があった。東証1部の出来高は15億9587万株。売買代金は1兆1138億円。騰落銘柄数は値上がり414銘柄、値下がり1139銘柄、変わらず121銘柄。

 中堅証券のマーケットアナリストは「二番底とされる6月9日の安値が5月の安値を下回っているため、厳密に言えば二番底ではない。こうした見方が強まりそうな下げだった。前場の薄商いや、後場からのずるずると崩れる展開で、下値を買い上がるような積極性のなさがよく分かる。背景には円の上昇があるが、週内に発表される経済指標でセンチメントが変わるか否かにかかっている。連日安や日本株の割安感からみても、いつ反発してもおかしくはなく、ここからは逆三尊を取りに行くような展開を期待したい」と指摘している。

 業種別では、国際帝石 など資源開発株の下げがきつい。三井物産 など商社株も軟調。東建物 、大京 など不動産株への売りが加速。住友鉱 、DOWA など非鉄金属株も下げ幅を広げた。洋ゴム 、東海ゴム などゴム製品株も一段安。クレセゾン などノンバンク株も安い。アドバンテスト などハイテク株や、トヨタ など自動車株は下げに転じた。個別では、10年8月期連結で初の最終赤字に転じるライトオン が値下がり率トップ。

 半面、東ガス 、大阪ガス などガス株はプラス圏を維持。JR東海 、日通 など陸運株も底堅く推移した。個別では、11年5月期で連結営業益18%増予想のウェザーニューズ が堅調。10年5月期連結業績予想を上方修正した佐鳥電機 も継続物色された。ほか、セコム 、ヤマハ 、KDDI なども高い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、29業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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