No.538 日経平均3日続伸大企業景況判断指数がプラス

ぷよすけさん
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6月14日の日経平均株価は3日続伸。外部環境の落ち着きに加え、為替市場の円安推移などを好感し、序盤から買いが優勢となった。

週足上の一目均衡表の雲上限(9863円)近辺では戻り売り圧力を強めたが、4-6月期の法人企業景気予測調査で、大企業の景況判断指数が、7-9月期見通しとともにプラスとなったことが支援材料となり、高値圏を堅調に維持。後場は手掛かり材料難から手控え気分を強めたが、4月27日以来となる25日移動平均線を奪回する場面もあった。

大引け概算の日経平均株価は前日比174.6円高の9879.85円。東証1部市場の売買高は14億7106万株、売買代金は9941.83億円。騰落銘柄数は値上がり1345、値下がり211、変わらず115。

業種別では日本郵船や商船三井などの海運業、ツガミやオークマなどの機械、横浜ゴムやブリヂストンなどのゴム製品、全日本空輸などの空運業、トヨタ自動車やホンダのような輸送用機器などが上昇。一方、野村HDなどの証券・商品先物取引業のみ小幅に下落。

個別では、コーが3営業日続伸。11日にコンシューマー向けWebストレージサービス「quanp(クオンプ)」を利用できる「iPhone」アプリ「quanp for iPhone」を10日に公開の発表を材料視。「quanp(クオンプ)」は自宅や会社のPCから写真やOffice文書などを保存、閲覧、ダウンロードできるサービスで、今後は、保存したファイルをiPhoneから閲覧できるほか、iPhoneで撮った写真や動画、音声を手軽にアップロードもできるとしている。

その他、いすゞ自動車が堅調。2011年春にもインドネシアで新興国向け低価格トラックの生産を始めると報じられている。投資額は30億~40億円で新たに組立工場や塗装工場を整備。中国・重慶市に近く設置する部品拠点から主要部品を調達することで価格を2割程度抑える。当初年数百台の規模から将来的に年4万~5万台規模まで引き上げるとも。なお、インドネシアの小型トラックでの同社シェアは約14%。

一方、東建コーポレーションが大幅安の展開。同社は先週末11日に決算発表を行っているが、今期の大幅減益見通しが嫌気される格好となっている。前期業績の大幅上方修正を受けて急騰した直後だけに、処分売り圧力は強まる状況に。今月9日のp引け後、前4月期営業利益を17.4億円から63.3億円にまで上方修正、サプライズを与えたが、今期は一転、前期比3割減の44.3億円との見通しを示している。


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