はるるっぴさんのブログ

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スペイン危機

ひとりごと日記です。

わたしは、長期投資家なので
今日明日起きることを書いていません。

さて、

ギリシャ問題やPIIGS問題

このユーロ圏の問題は、悩ましい問題だと思う。(・_・;)

ドイツは、どんどん輸出して儲けていた。
情熱の国スペインなどでは、どんどん借金を作っていた。

ドイツの銀行は、低い金利でスペインに融資して
スペインで住宅バブルが発生し、崩壊している。
(もちろん、理由はそれだけではない。)

長期投資家は、ヨーロッパについては
すでに、スペイン問題も注視している。

スペインですら、危ないのに
ギリシャなどEU、IMFからお金を借りると
いずれデフォルトすると思っている。
(ひとりごとです!)

「ギリシャを支援する」
政策当局によるアナウンス効果がどの程度になるかわかりません?

経済誌などでも見るが
ギリシャのCDSは、高い水準にある。

簡単なスワップ

「クロス・カレンシー・スワップ」の仕組みを理解できない投資家は
今回のラテン系ヨーロッパの財政問題は、永遠にわからないと思う。

米欧系のヘッジファンドなどが、自信たっぷりに買っている気がする。
CDSの売り手は、ギリシャ中銀だと思う。

勤勉なドイツ人が、そうではないラテン民族の人たちの借金を
支払う(支援とも言う)ことに「わかりました!」と言うわけありません。

実際、多くのドイツ人がギリシャ支援に賛成していない。(反対している。)

日本もIMF経由で支援することになるが、
知らないので賛成も反対もないだろう。

その先にあるスペインのソブリンリスクが表面化することに注意したい。
経済規模は、ギリシャの3倍以上はある。

ユーロ圏の大国であるスペインのソブリンリスクが表面化すると
実験的通貨「ユーロ」は、どうなるかわからない。

「ドル」「ユーロ」「円」の不美人投票の結果を予想するのは、難しい。

オーストラリアは、いい国だと思いますが
人口が2,000万プラスαの小国なので
世界経済に与えるインパクトは小さい。(・.・;)

日本人にも人気の「豪ドル」などは、
外国人投資家の理屈で乱高下するでしょう。



ヨーロッパは、スペイン問題もある。

戦後はじめて、先進国の国債がデフォルトする可能性を
今のところ、否定することはできない。


投資家は、先を読む必要がある。

ヨーロッパについては

ギリシャ問題は、復習で
スペイン問題(またはPIIGS問題)は、現在勉強中
イギリス問題は、予習になるでしょう。

ファンドマネジャー(機関投資家の運用担当者)は、先を読むのが難しいので
霧の中を運転している気持ちだと思う。

長期投資家は、霧の中に運転するのは危ないので「休む」こともできる。
長期投資家の最大の武器は、「時間軸」だと思う。

投資も軸がしっかりしていないと
なかなか上手くいかないかもしれません。
(個人的な考えです。)

個人的に「いいモノ」と考えている商品を
ひとつ書くと、プラチナの「現物」です。

ただし、高度な投資スキルが必要なうえに、金額も高額です。
また、税法から元素記号に至るまで、かなりの勉強が必要です。

お金に余裕があって、もしプラチナ価格が「暴落」するときがあれば
その投資家にとって忘れることのできる金額で買う分には
「いいモノ」を安く買うことになるかもしれません。

「暴騰」するときがあれば、少し売ってもよい。

しかし、今のところ日本の店頭からアメリカの「イーグル白金貨」は消えてしまった。
このことが何を意味しているのか考えてもよいでしょう。

ピカソの絵が100億で売れた。(米競売で過去最高額)
経済にも「うとい」ことで有名なNHKさまの(・・?
テレビ番組に専門家が登場して、

「新興国経済が好調だから」と説明していた。

少なくともわたしは、間違いだと思っている。

通貨に対する信頼がなくなり、
リスクマネーが現物資産に向かっている。

「オルタナティブ投資」だろう。


スペイン問題も含め「ソブリンリスク」と関係していると思う。

世界の政策当局の財政出動で、株価は上昇してきた。
中国のバブルも米国の大量に発行したドルを吸い上げるため
人民元バブルとなった。

実際は、資金需要がなく行き場のない「熱銭」が株式市場や不動産市場に
投入されて今日の中国バブルになっている。

中国の就職戦線も厳しいことは、現実です。
本当に景気がよければ、そのようなことはない。


バブルはいつか終わる。
しかし、いつ終わるかわからない。


投資家に必要なスキルのひとつは、「先見性」だと思う。
自分に言い聞かせている。

おしまいです。
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2件のコメントがあります
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    株好きくんさん
    2010/5/9 20:35
    こんにちわ。
    テレビでは八日まではギリシャ・ショックだなんだと騒いでたのにEUの首脳が支援に合意したとの報道されてからは、まったく報道されなくなりました。
    むしろ株価が下がったので今がお買い得ですみたいな報道がちらほら出ていてなんとなく違和感を覚えています。例えば某社がIpadの販売を決定したとかなんとかでちょっとしたお祭り騒ぎになってたりしてますがソブリンリスクの問題を考えるとまだこのサイトで買いPICKSを出すのも躊躇ってしまいます。
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    taichi_114さん
    2010/5/9 19:17
    こんにちわ。
    なるほど、ピカソの絵はそういうことだったのですね。

    先見性、一朝一夕には身につかないですが必要不可欠。タイムマシンがあればいいのに。