ぷよすけさんのブログ

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No.441 日経平均132円高、手じまい売りにも下値限定的

30日後場の日経平均株価は前営業日比132円61銭高の1万1057円40銭と反発。週末・月末要因に加え、連休を前にした手じまい売りに上値を抑えられ、引けにかけて上げ幅を縮小した。ただ、一部の銘柄には決算発表を好感した買いが入り、下値は限られた。日銀は政策金利の据え置きを全員一致で決定したが、「今回は注目度が低く、内容も予想通り」(準大手証券)として、市場の反応は限られた。東証1部の出来高は22億3495万株。売買代金は1兆7453億円。騰落銘柄数は値上がり1144銘柄、値下がり413銘柄、変わらず119銘柄。

 市場からは「NYダウが27日急落分を2日間で82%戻したのに対し、日経平均は46%戻しとやや物足りなさはある。連休前とはいえ、もう少ししっかりしてくれると良かった。連休明けは2営業日しかないため、やりづらさが残る。昨年は連休中の米国株が急上昇したため、指数の追い風になったが、今年は週末に米雇用統計発表を控えるため、あまり期待はできない。一方、ホンダ の決算はベンチマークにならなかったが、5月10日-14日の週にはソニー (13日)が決算を発表する。注目度が高く、本格的に動くのはこの週以降になるだろう」(中堅証券)との声があった。

 業種別では、11年3月期連結で営業増益予想の三菱地所 など不動産株が上昇。三菱倉 など倉庫株も一段高となった。川崎汽 など海運株も引き締まった。特種東海 、日本紙 などパルプ・紙株もしっかり。JR東海 、ヤマトHD など陸運株も買いが先行した。JT など食品株も堅調。個別では、11年3月期連結で最高益更新を見込む富士通ゼ が高い。10年3月期連結決算を発表した信越化 や、10年3月期連結業績予想を上方修正したノリタケ 、クレスコ なども継続物色された。

 半面、三井住友 など銀行株や、モルガン証が投資判断を引き下げた野村 など証券株が下落した。住金 など鉄鋼株もさえない。国際帝石 など資源開発株が売られ、コスモ石 など石油株の上値も重かった。三井物産 など商社株の一角も軟調。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正した明和地所 などが停滞。ホンダ も売られ、ショーワ も安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、26業種が上昇した。

提供:モーニングスター社
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