映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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東京はやや過熱ぎみか

19日の日経平均は、10824.72(+80.69)と上昇。雲、基準線、転換線10703の上、ボリンジャーはプラスシグマ10672の上、MACDはプラス圏を上昇しているのでなお上昇局面だが、MACDは頭を丸めてきており、RCIは天井から落ちてきている。25日との乖離率も4.01とかなり高くなっており、短期的にはそろそろ過熱感がでてきているようだ。週足は雲、基準線、転換線10381の上だが、遅行線が雲の上限とぶつかっており抵抗にあっている。週足ボリンジャーはプラスシグマ10765を保っており、MACDもプラス圏を上昇、RCIも上昇しているので中期も上昇局面であるが、遅行線の抵抗が抜けられるかどうか。

ダウは10741.98(-37.19)小幅に下げたが、雲、基準線、転換線10663の上、ボリンジャーはプラスσ10644の上であるが、MACDはやや頭を丸めつつあり、RCIは天井。日経平均ほど乖離率は高くないものの、そろそろ一服してもおかしくないところだが、週足は雲、基準線、転換線10327の上、ボリンジャープラスシグマ10632の上、MACDはシグナルを上に抜けそうになっており、RCIも上昇中。こちらは遅行線も上に抜けており、形は強いようにみえる。

ドル円は90.53 基準線、転換線90.31の上だが雲の上限90.64の下、遅行線も雲の上限と衝突している。ボリンジャー、90.13のTPとプラスシグマ90.94の間。MACDはゼロラインぎりぎりで、RCIは下降中。結局雲の上限、長い下降トレンドラインをやはり抜けられていないが、三角保合が煮詰まってきており、どちらかにふれるのではないかと思われるので要警戒だ。

ダウは堅調、日経平均も底堅いが、ドル円は三角保合が煮詰まってきており、ドル高か円高かどちらかにふれる可能性が高まってきている。ギリシャ問題がまだくすぶっており、Euの対応如何では、ユーロが大きく動き、つれられて乱高下する危険もないとはいえない。マーケットからみると、EUが一段の政治経済統合を強めてユーロを安定っせてもらいたいと願うばかりだ。 

この機会にアメリカの景気指標を改めてのぞいてみると、供給管理協会の製造業の景気指数や鉱工業生産指数は明らかに上昇基調にあり、小売販売も個人消費もトレンドとしては上昇基調だと思われる。設備稼働率も上昇している。その点で下ブレリスクは限定的であろう。ただ消費者信頼感指数は9年の2月をボトムに上昇してきているが、10年にはいって、やや頭打ち。失業率も10年1月あたりで天井をうっているようにみえるがまだ本格的な低下とはいえず、非農業部門雇用者もプラスが定着することろにはきていない状況。新設住宅着工件数や自動車販売もまだ明確な上昇トレンドに入っているとはいえない。要するに、リストラがだいたい完了して、稼働率が高まりつつあるものの、まだ新規雇用にまでいきついていない、いわゆるジョブレスリカバリーという局面のように思われる。もちろん10年もの国債の金利はじりじりと上昇しているように思われるので、ゆるやかに景気回復の局面にあるという判断は、おおきくみれば妥当ではないかと思われる。
 しかしこのゆるやかな回復が、政策的な後押しによるものから、自律的な回復軌道にちゃんとはいっているかどうか、まだちょっと自信がもてない、というのがいろいろなグラフをながめた印象だ。自律的な回復軌道にはいっていないとすれば、腰折れ懸念がつきまとう。雇用と住宅、そして個人消費、さらには長期金利が本格的な上昇トレンドにのせくる兆候がでてこないと、株もさらにく上に抜けるのはむつかしいかもしれない。逆に自律的回復の兆しがはっきりすれば、一段の上昇も期待出来るであろう。来月最初にでてくる雇用統計などのアメリカの経済指標に注目ということか。
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