夕霧さんのブログ

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「割安」ほど罪な言葉は無い

 
 いっつも。しかも繰り返し性懲りもなくやってしまうこと
があります。「割安」銘柄の「仕込」。

 誰も注目していないけれども光る素材を持っているものと
指標上は極めて利益水準に対して低い株価で評価されている
ものとがあると思います。

 前者は研究開発に意欲的で、ちょっと人のためになる品物
を作ったり、サービスを提供する。
 後者は内部関係者や伝聞で問題を察知した者が売り叩いた
り、一部の機関投資家やメディアの発信をうけて、もともと
一定の注目はされていても離散して評価が低落している。

 どっちも株価を1株の利益で割ればPERのテーブルでは
同じ評価だけれども本質が違う。

 今回の中間決算はまたも、というか四季報の虚言が次々に
剥落するような下方修正が多く見受けられます。
 
 予想を載せるときに魂が入ってなくて、うわっつらの経済
レポートや会社のアンケートの回答、会社発表を一瞥する
程度で、当たろうが外れようが私たちは関係ないよね、とい
う態度ができるから、いつもひどく外れるんじゃない?
東洋経済新報社。

 今のところ、自分が手に持っている「割安」銘柄はニチモ
であり、今回の中間決算で空爆をうけたわけではないけれど
とにかく見ていて惨憺たる状態。
 設備投資が後退の方に向かう一方で原材料はレアメタルや
原油高騰の状態に早くからなっていたのに、四季報は見切り
発車で、既存の原稿を廃棄しないで出版されていただけなん
じゃないでしょうか?
 
 こうした状態を機に、思い当たる人は手持の点検をした方
がいいと思います。
 
 特に最近日記を書いてなかったのにカウンターが増えてる。
 NOVAの予想が当たったことも影響したかもしれません
が、夕霧自身は日立建機・東京応化・ディスコの売り予想が
今のところプラスになってることの方が嬉しいです。

 「優良」「割安」信仰は根強いし、理解もできます。
 ただ、そうしたものの方が、はねかえりも強い。
 ある日突然、で深手を負うのはこちらの方が多いです。

 たまには、と思って普段の雑感を書いてみました。
 
 
1件のコメントがあります
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    with24さん
    2007/11/9 20:14
    優良割安銘柄って今何銘柄有るんでしょうね。
    私たち個人投資家・・・
    投資家っいうのもおくがましいのですが、何を根拠に売買をしたらいいか分かりません。
    ただ、情報源といったら会社四季報、日経等の新聞、インターネット等に頼らざるおえないのが現実です。
    雑誌なんて今の時代情報が遅すぎますし、株主ですけどって会社に電話して、業績とか見通しとか聞けませんし、かりに聞いたとしてどんな対応をしてくれるのでしょうか?
    コラムニストの言う事なんてあてになりません。
    私たちには、今ある情報をいかに活用して、自分なりに分析して経験と勘でゲリラ的戦法で挑まなければ、投資会社、証券会社、銀行等の本当の意味の投資家には勝てないと思います。
    情報武装しての直感も大事な要素になってきますよね。
    ただ、なめられてなるものですか。
    という思いです。
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