ぷよすけさんのブログ

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日経平均102円高、欧州信用不安の後退で=10日前場

10日前場の日経平均株価は前日比102円88銭高の1万35円78銭と5営業日ぶりに反発。ギリシャへの支援報道を背景にした9日の米国株高を好感し、東京市場も買いが先行した。円相場が1ドル=90円台まで下落したことで輸出関連株が底堅く、1月の中国貿易統計を期待する買いも支えとなって高値圏で推移した。東証1部の出来高は9億3761万株。売買代金は6056億円。騰落銘柄数は値上がり962銘柄、値下がり563銘柄、変わらず151銘柄。

 大和証券キャピタルマーケッツ金融証券研究所・投資戦略部部長の高橋和宏氏は「外部環境が悪化しない限り、この水準を保つだろうが、祝日を挟んでSQ(特別清算指数)算出を迎えることから、ポジション調整に上値は重そうだ。一方、週明けから春節に入るアジア勢は、決算期に入ってから買いを控えているため、それに伴う影響もあまりないだろう。バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言も大雪で延期されたため、事前に知らされている内容が開示されるだけに過ぎず、新味に欠けよう」と指摘している。

 業種別では、郵船 など海運株や、コマツ など機械株は買いが優勢となった。新日鉄 など鉄鋼株や、住友鉱 など非鉄金属株も物色された。ブリヂス などタイヤ株もしっかり。三菱商 など商社株も高い。カシオ などハイテク株も引き締まった。東建物 など不動産株、大和証G など証券株も買われた。個別では、10年3月期連結業績予想を上方修正した河合楽器 、第3四半期で純利益が通期見通しを上回った沢井製薬 、10年3月期連結で最終赤字幅が縮小する横河電 などが堅調。

 半面、10年3月期連結業績予想を下方修正したツムラ など医薬品株は売りが先行。NTT など情報・通信株もさえない。大林組 などゼネコン株も軟調。ヤマトHD 、JR東日本 など陸運株も売られた。個別では、10年3月期連結で最終赤字予想を据え置いたカルソカンセ や、10年12月期連結で大幅減益予想の静岡ガス などが安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、27業種が上昇した。

提供:モーニングスター社
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