日経平均298円安、安値圏でこう着=5日後場

ぷよすけさん
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5日後場の日経平均株価は前日比298円89銭安の1万57円09銭と大幅続落。終値としては09年12月15日以来、約1カ月半ぶりに1万100円を割り込んだ。今晩の米雇用統計を前に様子見気分が強く、安値圏でこう着感を強めた。下値では買い戻しも入って1万100円台まで値を戻す場面もあったが、積極的に買い上がる勢いはなく、上値は重かった。東証1部の出来高は22億9340万株。売買代金は1兆7507億円。騰落銘柄数は値上がり131銘柄、値下がり1506銘柄、変わらず42銘柄。

 市場からは「きょうの相場をあえて評価するなら1万円を割り込まなかったことだろう。欧州の信用不安を背景にした売りだけが出た格好だ。世界的な景気回復は間違いないと思われ、企業業績も改善しつつあって、こうした急落は優良銘柄のバーゲンセール状態といえよう。出遅れていた投資家が買いを入れるチャンスでもある。一方、足元ではドルよりもユーロとの感応度が強まっている印象で、今後も欧州市場の財政懸念は広がる可能性が高いことから積極的に買い上がるような局面でもない。テクニカル面ではフシ目が集中する1万100-200円をすんなり割ってきており、目先はここが上値抵抗線として意識されそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、三井不 、三菱地所 など不動産株の下げがきつく、野村 など証券株や、T&DHD など保険株も売りが継続した。郵船 など海運株や、三井物産 など商社株も停滞。新日鉄 など鉄鋼株や、住友鉱 など非鉄金属株も下落した。日立建機 など機械株も軟調。三洋電 、カシオ などハイテク株もさえない。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正したフジHD 、BPカストロ が売られ、無配計画のオリジン や、第3四半期決算を発表した日写印 なども安い。

 半面、個別で、富士機工 が値上がり率トップ。10年3月期連結業績予想を上方修正したフージャース や、黒字転換予想のシロキ なども高い。10年3月期連結業績予想を上方修正したクラレ が後場一段高となり、三越伊勢丹 、トヨタ 、ソニー 、NTT など主力株の一角も底堅く推移した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種が下落した。

提供:モーニングスター社
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
きまぐれやさんこんばんは。
富士機工ですか。まったく知りませんでした。こういう銘柄はもう近寄りがたい感じですね。
(退会済み)
ぷよすけさんこんにちは~

2/4の上方修正を受けてか富士機工めちゃくちゃ上がってますね~。

このまま300円近く付けちゃうんでしょうか。

なんとなく熱くなりすぎの気もしますが。
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