堕落汚バマさんのブログ

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アローヘッド (Arrowhead) をご存じ?

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東京証券取引所の新システムが来年1/4稼働する。最大の特徴はハイスピード。以下をクリックしてハイスピードを、未体験の方は試してみてはいかがだろう。              
http://www.tse.or.jp/rules/stock/arrowhead/pamphlet.html              
実際の稼働時にはスペック通りの速度がそのまま出るというものではないらしいが、注文→約定の速度は大幅にアップする。この新システムに対して各ネット証券会社の対応は、現状では積極派からそうでない派まで様々。個人投資家にとって、取引先の証券会社の対応次第では、新システムのメリットを活用できないケースも有り得る状況らしい。発注や約定などの超高速処理を可能にし、投資家向けに提供する参考情報を拡充。想定を上回る取引高の急増時への対応性やシステムの堅牢性なども大幅に向上する。パソコンでの売買発注を入力後、取引先の証券会社を通じて注文が東証に届き、東証のシステム内で売り注文と買い注文を照合して約定が成立するまでが、一瞬のうちに行われる。従来の板情報は、その日の取引開始前の段階では前日の終値がそのまま表示されているのが通常だが、新システムでは寄付前にすでに出されている注文状況も見る事が出来るらしい。これら情報の一部は、これまでは機関投資家だけに提供されていた。しかしメリットを活用するには、取引をしている証券会社がこの新システムに対応するサービスを提供している必要がある。楽天証券・マネックス証券の対応は早いらしい。その他各ネット証券も順次、新サービスの開発を進めているらしいが、いつになる事やら。              
画期的な高速化を実現した新システムの様に映るが、瞬時に注文が執行される為、条件が適合すれば瞬時に取引が成立してしまい、取消は出来ない。また、1日の売買高が多い銘柄に関しては、1秒間に何十回、何百回もの値付きが行われ、買い注文・売り注文も目まぐるしく変化し、新システムでは板読みが難しく、価格を「成行」で注文した場合、想定外の価格で注文が成立してしまう危険性がある。流動性が高く値動きの激しい銘柄では、今後、成行注文は行わないのが得策だろう。また現物取引のみと言う事で、信用取引は適用外でもある。            
個人投資家が使っているPCでは、現在でも太刀打ち出来ない所が多々あるが、東証の新システムになれば、ますます胴元や機関投資家の独壇場になって、我々個人投資家には不利になる事は否めない。マーケットのみに限らず、過去の歴史から、胴元や管理運営側に不利になるルールなど自ら導入する事など皆無である。細心の注意を払って挑むべきであろう。            
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