はんちくさんのブログ
ブログ
「意外性」の落とし穴（勘トレーダーの落日）
はんちくさん
更新:2007/10/20 23:59投稿:2007/10/20 13:29
8月中旬のこと
サブプライムパニックの最底辺のアメリカ市場が急反発した。
僕は17000円台前半から、高位置の優良株を多数空売りしていて、かなりの利益がでていたが、日経が15200円を付けた日もホールドした。反発はあれども一時的で、更に米市場は悪化すると見ていたからだ。前日の引けの戻りの勢いのまま、米市場は急反発。単なる自律反発で、軟調は続くと見てホールド。だが、翌日の米市場続伸。またホールド。翌日小幅下げだが堅調。翌日反発。明確な上昇トレンドへの転換だった。
「え？これでいいの？だって、何も解決してないし、状況も変わってないじゃん。」
好調銘柄ばかりを空売りしていたため、戻りも強く、利益がみるみる減ってしまった。利益最高額時の半分以下で利益確定した。この時点で、米市場の特殊性を改めて認識した。日本的に考えると逆を取られる。と
その後は多少波を打って、景気後退は棚上げしたまま、利下げを機に完全な上昇に転じると予測し、2番底で底値好調銘柄と天井銘柄をMAX買い建て。現在の位置にまで上昇した。
すべての根拠は「景気後退の中、上げを維持する意外性」だった。雇用統計の予想以上の悪化にも揺るがない意外性、全経済指標の悪化にも株価上昇で答える意外性。どれも常軌を逸したものだった。能天気祭りは、大した波も描かず、上昇基調を続けると見ていた。金融機関の中間決算が悪いということは、既に市場に見立てが出ていたため、折込済みの事柄だと思ったからだ。
前回の意外性は、自分にとって不都合なものだったが、それを逆手にとることができた。自分に有利に働いている意外性には、疑いの目が薄くなるのかもしれない。意外性を持つものには、逆方向の意外性もあるという考えが完全に消えていた。
「既に織り込んだ事柄に改めて反応する意外性」だ。
金曜の下げは、今週の決算結果の蓄積とダウ主要銘柄の悪決算による下落だろうが、あの下げ幅はそれだけが原因ではあるまい。半ばパニック状態になりつつある形だ。一瞬のリバウンドを見せるだろうが、今後上げに転じるような材料もない。あるとすれば、31日の0.25利下げ実施くらいだろう。
チャートを描いて見ないとわからないが、市場は疑心暗鬼モードに突入するだろう。僕の目標としていた11月5日までは、到底ホールドがかなわなくなった。一時復活したファンダメンタル重視の動きが停止させられ、市場全体で落とし込まれる事態もありうる。
「ここから急激な戻りを見せる意外性」というのもあるだろうが、そんなものには金はかけられない。決算直前まで再エントリのタイミングを計るしかない。
政治的にも、経済的にも、世界の足を引っ張るアメリカ。北朝鮮と同様に、あの国は世界のガンだ。
-
タグ：
レスありがとう。
9月の位置は割らずとも、あの辺まで行かれるとアウトですｗ 下げの気配で逃げ出す準備はできていたのですが、金曜あそこまで一気に行かれるとはｗ 寄り付きで想定ラインを飛び越えそうです
サブプライム騒ぎの直後同様、来週は方向性の見えない良く分からない動きになりそうな気がします。ちょっと引きですね。手持ちをうまく片付けて、当日のみ空売り狙いにチェンジしますかね。迷うところです。
＞「え？これでいいの？だって、何も解決してないし、状況も変わってないじゃん。」
この心理、すごく分かります。
9月が2番底らしいので、今週それを割らないという情報もありましたが
保有してる東１の株、いったん逃げようと考えてます。
見るからにそういう類ですね。どんな構成か見ようと思いましたが、ランク上げに加担することになるのでやめましたｗ
フレンズ3人でどうやって1位とれるのかなって思います。
コソコソと外から自分のところにアクセスしてるんだと
おもうけどとんだ勘違野郎だね。
おはようございます。
株価で逆を突かれた逆恨みじゃなく、日ごろからそう思ってますｗ
NTGNさんは相当な方ですね。プロは違います。アクセス1位なのは当然ですね。必ずチェックします。
厳しいな。。。