坂本彰さんのブログ
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08年の民間給与 過去最大の減少、年収300万以下は4割に
民間企業に勤める人が2008年に受け取った平均給与は
429万6000円で、前年より1.7%(7万6000円)減少した
ことが25日、国税庁の調査で分かりました。
平均給与は1990年(425万2000円)以来の低い水準で、
人数分布では「300万円以下」の割合が前年の38.6%から
39.7%と、ほぼ4割に達しました。
年収300万円と言えば、契約社員並みの給与だろうと
思われますが、そうではないようです。
実際に私もサラリ-マンとして6年半勤めましたが
年収は300万ぐらいで横ばいでした。
この発表のデータを過去10年くらい知っていますが
下落ペースなのは変わっていません。
そして、年収が200万円台の人が、全体の4割に
なったという発表には、考えさせられます。
年収150万以下は、ワーキングプアと言われるそうですが
それに近い人がとんでもなく多いという現実。
最近は格安商品、値下げの報道が目立ちますが
企業の販売価格が下がることは、結局は回り回って
個人収入に跳ね返ってきます。
一部の利権保有者や特権階級、成功者を除いては
不況が改善されても、生活が良くなることは少ないと
思います。
http://saig.livedoor.biz/archives/1549203.html
実際に私が上場企業の経営者なら、設備投資を海外に
回しますし、利益を出したとしても株主、債権者に
優先的に回すようになってしまいます。
これは従業員がどう文句を言おうが、現実ですので
それを事実として冷静に捉え、正しい投資、お金を稼ぐ
貯める等の知識を磨くことが大事だと思います。
401Kや従業員持ち株制度も含めてですが、一時的に
有利なことや、うわべだけで納得してしまい、簡単に
決断するほど危ない行為はありません。
コインの表面だけを見て決めるのではなく、その裏側を
見極めていくこと。
自分の目線だけで見えるものだけではなく、
視点を高く上げ、世の中を俯瞰しながら動いていく
ことが肝心ではないでしょうか?
確かにここ5~6年で団塊世代が大勢定年退職しましたので
サラリーマンの平均年収はさがる傾向にあると思います。
それにつけて、嘱託社員やパートタイマーなどで補っています
からかなり平均年収は下がっている実感はあります。
でもおっしゃるとおり、嘱託社員やパートタイマーで熟練技術
の継承などできるのかなど、多いに問題を抱えているとも思います。
私の見る限りでは今の経営者は短期判断されるので、短期決算で利益を出さないと首を据え換えられる危機感を持っている
ので大局的にものを見ることができていない人が多くなって
おり、彼らが、だんだん社会的に弱い人を追い詰めた結果このような事態を招いていると思われます。
今後、企業業績が上向いてくれば少しずつ改善されてくるでしょうが、そこまで企業体力が持つかも心配です。
実際企業人のマンパワーは「月給安かろう、悪かろうですから、」企業の体力が何処まで持つかは見ものです。
JALのような会社がどんどん出てこないとも限りませんね。
投資家としてはどう見ていきますか。?
企業体質はかなり弱っているので、あっさり逝く会社、出て
きそうに思います。でもこれは国が仕組んだものですかね。
そうですね、給料の高い人の定年退職と、フリーターの増加で一気に来ています。
派遣労働では将来はないでしょう。
国がグランドプランを間違えたのです。
小泉改革は修正がいるでしょうね。
1.7%現象とでていましたが、残業・休出・休業までいくと
何割という年収ダウンが正社員でごろごろしています。
派遣から、働く場所がなくなった人は 更に現象しています。
この状況から 民主党が掲げる 内需拡大するのは
到底無理があります。確かに資産家もかなりいますが
貧富の差が広がった気がします。(能力主義に反対はしないですけど)
民衆党は 本当に現状を理解してるのか?はなはだ疑問です。
やはり給与の比較的高い
団塊世代の退職と、
若い社員、フリーターの増加という
図式になりそうですね。
経営者の短期視点も
そう感じます。