アジアさんのブログ
ブログ
郵便局職員が警察官として勤務
オーストリアのフェクター内相によると、来月初めにも郵便局職員が警察官と
して勤務を始める予定だという。同相はオーストリア日刊紙とのインタビューの
中で「郵便局職員から転職の打診を受けている」と明らかにした。
オーストリアでは財政赤字の郵政業務の再編成が始まっている。計画では2015
年までに約9000人の郵便局職員を解雇し、約1300カ所の郵便局のうち、約1000カ
所を閉鎖、ないしは民間企業に委ねることになっている。
そのような時、解雇される郵便局職員を警察官に転職させたらどうか、という
案が飛び出してきたのだ。
オーストリアでは家宅侵入窃盗など犯罪が急増する一方、それに対処すべき警
察官の数が不足している。首都ウィーン市だけでも1000人の警察官の増員が求め
られている。
そこで解雇される郵便局職員を警察官として再教育する、という構想が浮上し
てきたわけだ。来月初めにも、ポストマン出身の第1号警察官が誕生するという
のだ。
郵便局職員と警察官の職務は公共性が高いという点で類似性はあるが、郵便物
の配達に従事してきた職員が翌日、犯人を追いかけることができるか、といった
素朴な疑問が出てくる。
フェクター内相は「再教育を受け、警察官として事務職を担当してもらう方針
だ」と述べ、犯行現場に直ぐに派遣されるのではない、と一応説明している。
職員を解雇せざるを得ない郵便局側と、警察官不足で治安対策に苦慮する警察
側の両者の利害が一致したわけだが、果たして、両者の思惑通りに進むだろう
か。郵便通信業務労組(GPF)のゲルハルド・フリッツ議長は「内相の見通し
は非現実的だ」と批判している。
「ポストマンもポリスマンも同じ『P』から始まるから問題がない」と冗談を
いっている時ではないかもしれない。
-
タグ:
今日は期待できそうですね!
日本なら警察も民営化ですね(笑)
あんな美しい国も犯罪が多いのです
大変な時代です
>「ポストマンもポリスマンも同じ『P』から始まるから問題がない」と冗談を
いっている時ではないかもしれない。
ようやく絶好調になって来ましたね。
日本や中国では解雇されたら終わりでしょうが、豪州は違いますね。