はるるっぴさんのブログ
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偽りの夜明け(FALSE DAWN)
周知の通り日銀の白川総裁が
今年4月ニューヨークで使われた言葉。
反対語は「本当の夜明け」
白川総裁の使ったお言葉は「偽りの夜明け」だった。
90年代の日本をたとえて使われたのでしょう。
昨今の日本経済を正直に表現されている気がする。
(・_・;)
一般的なプロといわれる専門家の予想では、
日本経済の回復は今年の終わりか、
来年のはじめとする意見が多いようだ。
専門家の予想はあたらないので、もっと先になるだろう。
多くの専門家が日本経済の回復は、まだまだ先と言ったとき
回復は近いかもしれません。
(・・?
ある銀行員さんに聞くと
「貸したい(融資をしたい)ところは借りてくれないし~」
「借りたいところには、貸せないし~」
(^_^;)
銀行さんも貸倒れリスクを回避しないといけないので
「悩ましい」ところだと思う。
100企業の融資先から利ざや1%とっても
1企業の倒産で全部パーになってしまうことがあると
銀行の支店長から聞いたこともある。
よくわからないので
くわしく知りたい方は、もよりの銀行さんへどうぞ~
世界で見てもいくら政策当局が資金を供給しても
世界でビジネス展開している
グローバル金融機関の融資残高が増えなければ
景気は、なかなかよくならない。
あたりまえでもある。
融資残高は増えるどころか、減っていく兆候もある。
世界の中央銀行が金利をゼロにしても
企業も消費者もお金を借りないので
お金の行き場がない。
一部の専門家が
お金をジャブジャブ(過剰流動性)にしているので
大丈夫と言った論調もある。
しかし、中央銀行の準備預金の残高を見れば
間違いだとすぐわかる。
「FRBはすでにゼロ金利政策に踏み切っており、
債券市場の制御は難しい。」
~今年の年初の日経ヴェリタス
三井住友 宇野チーフストラテジストのコメントより引用
流動性の罠に引っかかっている。
(ゼロ金利にすると中央銀行の大きな仕事がなくなる。)
アメリカ人もキリギリスから貯蓄をするアリになった…
くわしくは、
イソップ物語「アリとキリギリス」参照願います。
そしてデリバティブと言った
複雑怪奇な「化け物」が大きな障害となっている。
8月8日の日経新聞の夕刊に載っていた
川端 康成氏
その小説「雪国」の言葉を借りれば
「(国境の)長いトンネルを抜けると雪国であった…」
(・.・;)
マスコミの論調の通り
100年に一度の危機がこれからはじまるかもしれない。
しかし、言っていたマスコミたちは、すでに忘れている。
災難は忘れた頃にやって来る。
(>_<)
3月からの株価上昇は
「偽りの夜明け」
かもしれません。
早く
「本当の夜明け」になってほしい。
当面は、ハイテク株などの信用の取組みがよいので
株価の調整までもうしばらく時間がかかるかもしれない。
「売り方」のとどめを刺すための
もう一段の踏み上げ(株価が上がること)
何かのきっかけで、株価の調整(株価が下がること)
しばらくボックス圏でうろうろ~
(株価が上がったり、下がったりすること。)
短期は、特にどうなるかわかりません。
最後は、ファンダメンタルズに来る。
もう一度
同じ本のご紹介です。
現在の世界経済危機をわかりやすく書いている本
「世界連鎖恐慌の犯人」
堀 紘一氏著 PHP出版
952円です。
安いと思う…
おしまいです。
あすより日記も短い夏休みです。
はるるっぴさんの日記は、とても勉強になります。
なるほどと思うことがよくあります。
確かに「偽りの夜明け」のような気がします。
これからもよろしくお願い申し上げます。