はるるっぴさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ459件目 / 全652件次へ »
ブログ

崩壊した欧米の金融機関の信用バブル

欧米の超バブルが崩壊したのは、周知の通り。
そして、それが、実体経済にも
大きな影響を与えているのも周知の通り。

欧米の金融機関は、一般の人たちが考えているような
預金を集めて、企業に貸して、利ざやを稼ぐといった

「簡単」なビジネスだけをしていなかった。


ちょっと前、
経済誌や証券会社の資料にも載っていたように

SIV(ストラクチャード・インベストメント・ビークル/特別目的会社)
Conduits(コンドゥット/金融媒体会社)などで

銀行の連結対象外でハイリスクのビジネスをしていた。

(・.・;)


バランスシートに載らないため、実態がわからない。
いまだにわからない。

損失額は、想像を超える金額になるだろう。


同じく、最近、日経新聞の夕刊にも載っていた
ARS(オークション・レート・セキュリティーズ/金利入札証券)

以前の記事でもあったようにARSの買戻しがあったので、
自己資本比率の改善をしたい銀行にとっては、
まさに泣き面に蜂だった。

さらには、
CPDOs
(コンスタント・プロテクト・デットオプション/定率債務証券)

CDSを指数化したものに
レバレッジをかけてプロテクションを売っている。


そして、ヘッジファンドビジネスや
悪名高きホーム・エクイティ・ローンなどなど

(@_@;)


一言で、金融ビジネスといっても実にさまざまな
複雑怪奇な商売をして金融バブルを引き起こした。

それが、臨界点に達して崩壊している。

(>_<)


実体経済との均衡点は、まだ先です。


投資家ではない、ビジネスマンも、
今、落ち着いている間に、

次にやってくるさらに大きな危機に対応すべく
少しでも建て直しをするべきでしょう。


賢明な企業は、
次の危機に備えて、すでに対応をすすめている。


わたしは、楽観論でも悲観論でもない
現実的かつ中立的な考え方をするが、

残念ながら、日本を代表する株価指数
日経平均株価の底値は、
まだ打っていないと考えるのが常識的な考えだと思う。


信用の「売り方」の整理が終わってから、
日本株は本格的に調整するだろう。

いつ、どのくらいの調整があるかわからない。
(短期的には、さらに踏み上げがあるかもしれません。)


米国長期金利の動向にも注意すべきでしょう。
為替は、難しい。
その難しさを説明すると長くなるのでパスする。


一般論では

多数意見:世界経済は、最悪期をすぎた
少数意見:世界経済は、最悪期をすぎていない

相場は少数意見が勝つ。


正しいことを言っている
少数意見に耳を傾けてもよいでしょう。

三菱UFJ証券の藤戸氏
三井住友の宇野氏
野村総合研究所のリチャード・クー氏

真面目な専門家は、「安易な楽観論」を語っていない。


上記のような専門家ではない
著名な専門家がテレビ局にたくさん集まって

「このままでは、日本経済は破綻する~」

などと大合唱したときが、本当の買い場でしょう。

今は、その反対なので、まだ先でしょう。


今日の日経ヴェリタスの記事

「ファンド退潮、株主提案は下火」
(ヴェリタス誌より引用)

投資ファンドが
保有株の売却を急いでいるのには、理由がある。

投資家は、記事の背景にある紙背を読むべきでしょう


おしまいです。
1件のコメントがあります
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。