影さんのブログ
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パイオニア支援に思うこと
4/22(水)の日経平均は終始もみ合いながら小幅高。やはり今日も25日線を意識した動きのようでござりました。米国が戻した割には弱かったようで、各社の決算発表等、材料待ちの様子見相場だったように思いまする。
暫し米国株、為替、決算発表といった材料に一喜一憂する神経質な相場が続くかもしれませぬが、今日で騰落レシオも110、RSIも50まで下がってきており、このまま日柄調整を続けていけば、現在の買われすぎ指標も徐々に改善されて参りましょう。
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[日経平均 4/22(水)の指標]
・株価:¥8,727.30(+15.97)
・25日移動平均線:¥8,609.39(乖離率:+1.36%)
・騰落レシオ:110.09
・RSI:50.2
・サイコロジカル:6勝6敗
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[明日は何の日 4/23(木)]
・サンジョルディの日、世界本の日
・世界図書・著作権の日
・こども読書の日
・地ビールの日
・国際マルコーニデー
・誕生日:川上宗薫、大月みやこ、河島英五、前田亘輝、阿部サダヲ、設楽統、IZAM(1976)、森山直太朗(1976)、(生年順・敬称略)
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さて掲題のパイオニア支援について。同社は、古くは山水、ケンウッド(当時トリオ)と共にオーディオ御三家と呼ばれ、その後もレーザーディスク、DVDドライブ/レコーダー、カーナビ、プラズマ・ディスプレイと、他社に先駆けて次々とユニークな製品を送り出してきた名門企業でござる。
そんな同社も景気悪化や時代の波には勝てなかったのか、09年3月期は1,300億円の赤字に陥る見通しで、ついに政府が公的資金出資を検討する話にまでなり申した。せっかく優れた技術を持っているのに宝の持ち腐れとでも申しましょうか。経営陣の責任は重いと言わざるを得ぬかと存じまする。
思うに電機メーカーは、海外勢も含めて競合他社が多すぎるのではないかと。日立、東芝、パナソニック、三菱電機を始めとした大手メーカーは、どこも事業再構築、得意分野への選択と集中を進めておりまする。当然パイオニアに限らず中堅メーカーもこれから生き残りをかけた事業統合、合併等業界再編の波が押し寄せることは避けられぬ流れかと存じまする。
会社は株主のものかもしれませぬが、そこで働くのはひとりひとりの社員。貴重な公的資金まで投入するのだから、これからパイオニアも、社員と株主の幸せと豊かな生活を実現するため、より良い生き残りの道を模索してもらいたいものでござる。
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おはようござりまする。
ホンダへの支援要請とのことで、新たな再編に突入しそうな気配かと存じまする。パイオニアの車載機器は老舗部門で技術力もあり、自動車メーカーにとっても魅力的なのではないかと存じまする。
仰る通り企業体質自体が変わらぬ限り同社の復活はあり得ぬものかと存じまするので、是非ともこれを機会に生まれ変わってもらたいものでござる。
おはようござりまする。
丁寧なるコメント痛み入りまする。パイオニアはホンダにも出資要請しているようで、こうなるとなりふり構わぬのでござりましょう。
今さらではござりまするが、こういった他社も厳しい時期に再編を行うのではなく、もっと早い段階から手を打っていれば、関係先や下請け業者など、周辺に迷惑をかけることも少なかったのではないかと思いまする。
まさしくオレンジMさまの申されるように、これからの再建を願うばかりでござる。
ホンダも参戦し、人気のある企業だということがよくわかります。
すごく昨日は上がりました。
企業体質は悪いままで大変でしょうね。
おはようござりまする。拙者所用のため返信遅れ失礼仕る。
ご指摘頂いたのでチャート見てみましたが、3年前パイオニアの株価は実に¥2,200!5年前が¥3,400なので、この5年で一時実に1/20にまでなっていたようでござる(@_@;
2005年3月期以降経常赤字が続いていたので、株価下落は仕方ないのでござりましょうが、新興株でもない老舗企業のだから、会社としてももっと早くに対策を打つべきだったのでござりましょう。
ホルダーの方がどうぞ少しでも損を取り戻されますよう、拙者も「影」ながら願っておりまする。
最近の何社かの公的資金注入のニュース、考えさせられます。
>会社は株主のものかもしれませぬが、そこで働くのはひとりひとりの社員。貴重な公的資金まで投入するのだから、これからパイオニアも、社員と株主の幸せと豊かな生活を実現するため、より良い生き残りの道を模索してもらいたいものでござる
その通りですね!
パイオニアはもとより、その関連企業、下請けなど、大手企業がつまずくとたくさんのところに影響が出ますからね。。。
こういうことをきっかけにお手本企業になるように、企業体制、経営強化していってほしいなと思います。
フレンズさんが、鬼ホルダーでつ。
フレンズさんのためにも。
2006年の夏の価格まで上がることを祈ってます。
7桁の含み損が平気な人も存在することにビックリしてますが。
それでも、やっぱ、買値回復するといいなぁ。
と、対岸から見守ってます。
おはようござりまする。
ニュースご伝授かたじけのうござる。こういった合弁設立は好例かと存じまする。パイオニアは得意分野があるのだから、その技術を欲しい会社と組むというのは、妥当な戦略でござりましょう。
自社での再建を図るのが困難な道のりである場合、こういった他社との連携、特に相手がキャッシュを持っていて、パイオニアの技術を欲しがっている会社であれば、積極的に考えるべきかと、拙者も同意致しまする。
パイオニアは今度シャープと光ディスク事業で合弁会社造りますね。
良い関係だと思います。共有資産を上手く活用して業績を伸ばして欲しいです。
光ディスク事業ではシャープが得をするかな?
発表内容 ↓
http://pioneer.jp/press/2009/pdf/0409-1.pdf
お疲れさまでござる。
同社は、自己資本比率が40%強、営業キャッシュフローも220億と、今すぐどうこうということはないかと思われまするが、やはりプラズマの負担が大きかったようで、2005年3月期以降、ずっと経常赤字が続いておりまする。
2009年3月期は、車載、DVDの不振、リストラ費用の計上に加えて、やはりご指摘の通り為替、特にユーロ安の影響が大きいようでござる。
今後、抜本的な改革を期待したいものかと存じまする。
コメントかたじけのうござる。
まさしく家電各社、品質やブランドイメージでの差別化が難しくなっているようで、使う側が機能面で譲れぬものがない限りは、メーカー選択は価格と好き嫌いで決まってしまうのかもしれませぬ。
電解コンデンサでメーカー選定をされるとは、大変意外かと…以前VHSビデオデッキをモーターメーカーで選んでいる知人がおり、それと同じ衝撃でござる(^^;
パイオニアの公的資金支援の件、
すごくびっくりしています。
本当に名門企業ですよね。
今はカーエレクトロニクスにシフトして
頑張ってきたのですが、輸出比率が高く、
かつ、車不況の影響が大きいのですよね。
各社共に付加価値を価格転換するほど品質の中身には差がなくなっていますし、ブランドイメージだけでは買えなくなっているご時世ですからね。
PB製品などの急速な普及も痛い重しになってると見えます。
大手電器メーカーは単なる部品供給メーカーになりさがる勢いに思えます。
まあ家電は電解コンデンサの品質で選ぶが無難な気がします。
*そんなの普通見ないけどね (^^;
コメントかたじけのうござる。
拙者も電機メーカーに公的資金とは全く想像しておりませんでした。ただ思いまするに、これから再編を円滑に行うために、資金投入が必要だったのではないかと。東芝、日立あたりは台風の目になりそうな気配かと存じまする。
仰るとおりメーカー選択肢は多いものの、結局使い勝手や、自分の好きなメーカーを選んでしまうように思いまする。例えばテレビとDVDを同一メーカーにすると、リモコンが共通で使えるので便利かと存じまする。
まずは半導体部門が再編の先鋒となっており、これから家電、通信、重電と進むように思いまする。
公的資金とは、金融機関への支援のイメージがあって、電気メーカーへ注入されるとは、あまりピンと来ませんでした!!
でも、パイオニア、日立、東芝も検討中ですね。
>思うに電機メーカーは、海外勢も含めて競合他社が多すぎるのではないかと。
確かに、多いですよね。
選択肢が広がるから良いと考えるのもありますが、どこも同じでなかなか絞り込めないこともありますね。
価格競争になってくれるのはありがたいですが(笑
>日立、東芝、パナソニック、三菱電機を始めとした大手メーカーは、どこも事業再構築、得意分野への選択と集中を進めておりまする。
結局、家電を買い換えるときも、現在持っているのと同じメーカーの製品になってしまうことが少なくないです。
得意分野への集中は期待するところがありますね。