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ユリウスさんのブログ

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これが教育改革の成果? -全国学力テスト

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 大阪府の橋下知事はいろんな改革をかかげて頑張っている。概ね支持するが、この教育改革だけはどうかと疑問に思う。



 21日付け読売新聞によると全国いっせいに始まった「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について橋下氏はこんな発言をしている。知事だけでなく、くだらん発言ばかりが目についたので、それらも拾ってみた。

橋下知事:「結果が悪ければ、僕の責任。子どもたちには、頑張ってもうらうしかない」

 知事の号令の下、府教育委員会は大阪府の学童成績が最低クラスのため、塾との連携やゲーム機のニンテンドーDSの活用などの対策を打ち出してきた。そしてこう言う。
大阪府教育委員会:「改善の兆しがなければ、これまでの取り組みは何だったのかと言う話になる」

交野市の市立小学校長:「教員も頑張ってきた。よい結果になってほしい」

門真市の教育委員:「学力に市民の関心が集まっており、期待に応えたい」

 翔年は学力テストがダメとまではいわないが、「上から下まで、教育者がこんな短期の目線で子どもの教育をしていていいのか」と大いに疑問を持つ。上の発言から伺えるのは、○×方式(選択肢が多くても同じ)のテストを子ども達に強いて、そのために一点でも多くとりなさいと尻をたたく、くそまじめな教師像(ハッキリ言えばダメ教師)です。これって、教育関係者がよってたかって子どもを勉強嫌いにするよう頑張っているのではないか?

 識者から、○×試験は「記憶力」試験であり、「考える力」の養成にはならないと指摘されているにも拘わらず、このテストを繰り返し、あまつさえ目先の点数至上主義に陥っている。教育の成果を上げるには、まず第一にしなければならないことは、教師の質の向上をいかに計るかが問わなければならないはずなのに。

 教育は百年の大計と言われるように人づくりが主目的であって、テストの点数は教育の成果を計る手段ではあるけれど、その尺度は記憶力という極めて一面的なものしか計れない不十分な代物であることをよく認識するべきだと思う。上の発言はその認識が甘いことを示している。


 米原万里さんのエッセーに、わが国の教育と外国のそれを比べた、こんな印象的な文章がある。(彼女はチェコスロバキアの首都プラハで小学校3年から中学校2年まで過ごしている)

小学校三年までは日本ですごした私の経験では、国語の時間、『では、何々君読んでください』と先生に言われて、間違いなく読めたら、そえでおしまい、座ってよろしいだったが、(プラハの)ソ連式授業では、まずきれいに読み終えたら、その今読んだ内容をかいつまんで話せと要求される
→ これはすぐれた国語教育と信じる。

実は、ロシア語の授業に限らず、歴史も地理も数学も生物も化学も○×式テストは一切なく、すべてロシア語の口頭試問か、小論文形式の知識の試し方であったから、プレゼンテーション能力を要求するものであり、結局ロシア語による表現力を鍛えるものであった→ 相当レベルが高そう。

中学2年の三学期に日本に帰国し、近所の区立中学校に編入した私は、高校受験用として覚えさせられる文学史に載るような作品を、ほとんどの同級生の誰もが読んでもいあにことにショックを受け、作文の際、点(、)の打ち方について教師に尋ねて、納得のできる答を得あれず驚き呆れ、国語のテストで、『右の文章を読んで得た感想を、左のア~オの中から選べ』と求められたのにはぶったまげた。この自国語と自国文学にたいする、不当なほどぞんざいな扱いに義憤さえ感じた
→ 翔年は万里さんのような考え方の識者がわが国にも大勢いらしゃるのを知っている。そういう人たちの意見はどこへいってしまうのだろうか。
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2件のコメントがあります
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    こんにちはーユリウスさん

    >これって、教育関係者がよってたかって子どもを勉強嫌いにするよう頑張っているのではないか?

    確かに、、、言われて成績が伸びても
    それは記憶力ですからねぇー
    思考力がある子供が増えてほしい感じはします(^^ゞ
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    みやまな鉄砲長さん

    何時も読んでいただき、コメントいただいて感謝してます。
    記憶力偏重の教育は勉強嫌いを増やしたり、必ずしも考える力を養成しないきらいがありますね。
    知的好奇心を養成したり、問題発見能力を鍛える事は教育者の最も大きな仕事だと思います。
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