サイコさんのブログ

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負ければ賊

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  資格ブログ村  法律系資格 現在 29位   士業(弁護士、会計士等)  現在 9位えー、基本的にここのブログでは、株のことについて書いてきたのですが、サイコが持ってるもう一つのブログがログイン出来ない状態になってしまっていて、そこは今年に入ってからサーバーダウンしてたり、書き込み出来なかったりの超不安定な状態で、またか、という感じではあるのですが、こうなると暇なときしか基本的に書けないので、やむなくこちらに引っ越すことにしました。ということで、というか、最近はおばかぶトレードな話もそこそこに読んだ本の感想を書いてたりしますが、株の話もたまに書くとして、↑資格取得勉強の日々なこととか、本の紹介なんぞと盛り沢山 の内容にしていきます。と言っても多分更新ペースは相変わらずのスローとは思いますが でもそこが一番人が来てくれたブログだっただけに、こちらの弱小ブログにお世話になるのはちょっと口惜しいんですけどねさて、栄えある引越し第一弾は、やはり最近読んだ本の感想です。「勝者の裁き」に向きあって  東京裁判をよみなおす軽々しく読む本ではない。極東国際軍事裁判なのだが、どうしても東条英機を中心的に考えがちで、戦犯に対する憎悪とかの感情論が先行しがちではあるのだが、最終的に25名の被告もまた人間であるところの中立的視点でまず見なければならない。下敷きにしているのは重光葵(しげみつまもる)の巣鴨日記。当然、裁判速記録を基に公判の様子も描き出しているのではあるが、獄中におけるそれら戦犯たちの素顔に迫るためには、戦犯たちの日記がもっとも貴重な資料として生きてくる。その中でも冷静沈着といったら良いだろうか、重光の巣鴨日記は細部を検証するに一番解説的になっている。まず東京裁判全般について思うのは、かなりGHQによるご都合主義的なものではあったのだが、それなりに法廷という形式に則ったものではあったということだ。ここでは重光を弁護するファーネスの弁護人としての凄腕も描き出される。まぁ、それなりでしかなかったとも言えるところは、戦勝国側から各々11の国から検察官、判事がそれぞれ選任されているのだが、ソ連の検察官の稚拙な証拠物件が採用されてしまったりとか、実はソ連の判事は英語がわからないとか、かなり裁く側にも問題があるにも関わらずに執り行われていたという事実だ。当然、判決はかなり厳しいものとなった。それ故に、当時日本国内だけでなく、国際的にその是非が問われたのであるが、遺憾ともし難かった。11人の判事の中において少数意見書となるものからの再考を試みた研究なども最近あるようなのだが、素人の小林よしのりの方が筋が通っていたりすることも。今回この「勝者の裁き」に向きあってを読む限り感情論ではなく、リアルな再生が全てを語ると言えそうだ。まぁ、ウィキを見てもらえばわかると思うが、小林が裁かれる日本、「日本無罪論」に固執するところを学者として真摯に解説を施しているのが著者である牛村圭助教授である。グゥーーー
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